動物たちの目は開かれた世界を見ている。
ただ私たち人間の目だけが逆さまを向いている。
獣の目には死の影はまったく宿っていない。
死を見るのは我々人間だけかもしれない。
自由な戦いは没落を常にみずからの背後に持ち、
みずからの前には神を持つ。
そして獣が歩く時、
泉の水が湧き出るように永遠の中を歩く。
永遠の中をただ歩きつづけて一生を終える。
我々人間は泉が湧き出るのもいずれは終わると不審に思う。
決して一日として花が無限に花開くと考えない。
季節の変わる自然の摂理の中でまた花が咲く。
存在についても同じこと。
純粋空間をみずからの前に持つことはない。
存在ということ。
何故人間として生きねばならぬ。
もっと、動物のように心を開いていたい。
御供 2004/3/22 13/9/23

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