2010/07/12

心の中の空っぽ


生きたまま抜け殻のように生活している。
何も考えずに、
何も欲張らずに、
何も目的なく。
心の中の空っぽを感じながら。
このまま生きていてどこにたどりつくのか。
わからぬことに疑問さえ感じずに。
でもハッピーに。
でもやすらかに。
今いるところを幸せという言葉に置き換えて。
何もアクションを起こそうともせず。
心の中の空っぽに気づかないようにしている。
いつか来る無や死を恐ろしくもなく。
ひとりでいる時間に空っぽを感じているのに。
それにそっぽを向いて、
人間として生きていることにあまんじている。
誰にだってあることさ。
などとうそぶいて気づかない振りをしている。
この世の悪を誰かのせいにして、
自分は関係ないと言い張っている。
心の中の空っぽをはじることなく。
この生きている社会を批判することも忘れて。
この世の中のなかに流されていくだけ。
何の怒りも。
何の喜びも何の目的も持たずに。
今いる社会の正を見て生きる。
こんな無の状態で生かされていることもわからずに。
ただ生きている。
自分がいる。
御供 2001/10/8

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