生きたまま抜け殻のように生活している。
何も考えずに、
何も欲張らずに、
何も目的なく。
心の中の空っぽを感じながら。
このまま生きていてどこにたどりつくのか。
わからぬことに疑問さえ感じずに。
でもハッピーに。
でもやすらかに。
今いるところを幸せという言葉に置き換えて。
何もアクションを起こそうともせず。
心の中の空っぽに気づかないようにしている。
いつか来る無や死を恐ろしくもなく。
ひとりでいる時間に空っぽを感じているのに。
それにそっぽを向いて、
人間として生きていることにあまんじている。
誰にだってあることさ。
などとうそぶいて気づかない振りをしている。
この世の悪を誰かのせいにして、
自分は関係ないと言い張っている。
心の中の空っぽをはじることなく。
この生きている社会を批判することも忘れて。
この世の中のなかに流されていくだけ。
何の怒りも。
何の喜びも何の目的も持たずに。
今いる社会の正を見て生きる。
こんな無の状態で生かされていることもわからずに。
ただ生きている。
自分がいる。
御供 2001/10/8

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