2010/09/05

決めたこと


今日まで私が書き連ねた詩。
世界をまわり、
私の目で見たものを言葉を遊んで試みた詩。
すみやかに出会った光や花束のすべて。
そんなものには、
もうなんの意味もない。
私の手の中でしおれていくばかり。
私はそれを投げ捨てて、
新しい国を目指した。
定かならぬ旅の目的へと、
新しい道を進む。
結局はすべて無謀な戯れ。
批評家が評してののしろうとも、
私はもうはるか離れた旅の途上にある。
背後に横たわる朽ち果てた月を帰り見て。
見知らぬ国を眺めるだろう。
大地と太陽の力を内に感じよう。
私はただ求めるばかり。
決めたことをさらに強く決める。
世界を巡って太陽に焼かれ、
埃にまみれ。
風に吹かれ、
そうして創造の仕組みをむさぼるように私はいつも考える。
はじめに決めたことを、
これからもはっきりと決意して旅を続ける。
御供 2010/7/27

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