2010/09/03

ホテル


ここは都心のホテルの一室。
生活するための最低必要限のものがあるだけ。
ゴミゴミした生活感のある部屋とは違う。
何もない空間。
何かを創造する時、
こんな空間に身を置くことはとてもいいことだと思う。
生活しているとついモノが増えてしまう。
同じようなモノがゴッチャリと貯まってしまう。
気づいた時にはもう手遅れ。
モノに囲まれて生活することになる。
そういったモノは、
固定観念をつくり出し新しい発想の妨げとなる。
ホテルの部屋にいると何もかもニュートラルで、
思考をめぐらすのに集中できる。
くだらない今までにあやつられることなく、
人間として主張できるのは何もないことだ。
すべてをなくし、
いつでも何処へでも行けるということはいいことだ。
旅人の原点。
これからの時代、
一カ所に一生住むということはなくなるような気がする。
動いて、私を呼んでいるところに行って住む。
もちろん社会から逃げるのではなく、
接点を持って生きていく。
そう遊牧民のように移動して暮らす。
当たり前のように旅に出て、
自分にあうところを探して住む。
とても未来型だとは思わないか。
ホテル住まいをしているといつも新鮮で、
いつもよそ行きの顔になれる。
過去を振り切り未来に向けて生きていくことができる。
自分の中にあるすべてを0にして前に進む。
世界を旅する時、
気のきいたホテルがあるということは幸せなこと。
ホテルは住み慣れた東京の街も角度変えて見えてくる。
日本の美であるミニュマニズムが見え隠れする。
生活に飽きたり疲れたらホテルがいい。
リフレッシュするためにも都会のオアシス、
ホテルに泊まってみるのもいいみたい。
角度を変えた新しい考えが見つかるかもしれない。
御供 2002/7/27

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