ここは都心のホテルの一室。
生活するための最低必要限のものがあるだけ。
ゴミゴミした生活感のある部屋とは違う。
何もない空間。
何かを創造する時、
こんな空間に身を置くことはとてもいいことだと思う。
生活しているとついモノが増えてしまう。
同じようなモノがゴッチャリと貯まってしまう。
気づいた時にはもう手遅れ。
モノに囲まれて生活することになる。
そういったモノは、
固定観念をつくり出し新しい発想の妨げとなる。
ホテルの部屋にいると何もかもニュートラルで、
思考をめぐらすのに集中できる。
くだらない今までにあやつられることなく、
人間として主張できるのは何もないことだ。
すべてをなくし、
いつでも何処へでも行けるということはいいことだ。
旅人の原点。
これからの時代、
一カ所に一生住むということはなくなるような気がする。
動いて、私を呼んでいるところに行って住む。
もちろん社会から逃げるのではなく、
接点を持って生きていく。
そう遊牧民のように移動して暮らす。
当たり前のように旅に出て、
自分にあうところを探して住む。
とても未来型だとは思わないか。
ホテル住まいをしているといつも新鮮で、
いつもよそ行きの顔になれる。
過去を振り切り未来に向けて生きていくことができる。
自分の中にあるすべてを0にして前に進む。
世界を旅する時、
気のきいたホテルがあるということは幸せなこと。
ホテルは住み慣れた東京の街も角度変えて見えてくる。
日本の美であるミニュマニズムが見え隠れする。
生活に飽きたり疲れたらホテルがいい。
リフレッシュするためにも都会のオアシス、
ホテルに泊まってみるのもいいみたい。
角度を変えた新しい考えが見つかるかもしれない。
御供 2002/7/27

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