2011/04/27

バナナ共和国




どんどんと破壊されていくような気がする。
古くなって腐っていくような時間の流れを泳いでいる。
わかっているのはバナナ共和国の住民だけなのか?
どこにきれいな水が流れているのかわからない。
空気がいっぱい吸える共和国のはずなのに、
顔のまわりの空気がないような気がする。
多くの人間が流れていくのが見える。
型はすごくいい。
味は誰も知らない。
こわくて手に取って匂いを嗅ごうともしない。
バナナなのに。
共和国なのに。
誰と誰の楽しみなのか不思議な時間に包まれている。
もう少ししたらハッキリするかもしれない。
時間はいつだって期待持たせのかたまりでしかない。
止まったりもしない変わりにあせったりもしない。
神秘的で満足のようなものを要求してもこたえてくれない。
もちろん抱きかかえることもできない。
考えるとふにぁっとつぶれてしまいそう。
時間の先はいつも見えない楽しみでいっぱい。
ふと悲しくなることもある。
見えなくてつかめないから不安なのかな。
誰にも見えない時間の先に吊るされているもの。
不安は消えてまんまるなゆかいがそこにある。
  御供 2011/4/27

2011/04/26

水まわり




身のまわりの水の流れに気をつけよう。
生活にとって水は貴重。
水の流れが足りなくても良くないし、
使い過ぎてもいけないよ。
私の身のまわりの水の流れ。
豊かな生活には欠かせないアイテムだ。
水を大切にしよう。
 御供 2001/5/11

見えない



時間の先端がどう変わっていくのか?
自分の今の感情がどうなのか?
私には見えない。
21世紀に入って、
人間の暮らしはますますサツバツとした味気ないものになっていく。
贅沢に馴れた都市生活者は何を目的に生きていくのか。
生きる道を見失い、
体の不調におびえはじめている。
目の前のことに腹を立て、
やさしさや思いやりのかけらさえも置き去りにして生きている。
どう生きるべきか?
人間らしく生きるってどういうことなんだろう。
この自分を救ってくれるのは旅じゃないだろうか。
旅の途上でどんなことだってできるし、
会いたい人にも会える。
そしていろいろなことが目に飛び込んで来る。
新しいことをキャッチして、
そのマニュアルを持って来る。
旅の途上で心をオープンにして見た新しいものは、
心を込めてやっていることだったら何でもOKだ。
たくさんのものがポケットいっぱいになる。
それを型にする。
21世紀に見えるものは癒しのGOODS。
やわらかい精神というものを癒すもの。
この型のないものを自然を味方に創り出すこと。
見えないものを見てしまおう。
御供 2001/4/3

雨の中



大地に恵みの雨が降る。
人間の休息のために降る。
体の中の水分は上へ下へと転化する。
混沌の中の静けさを街にもたらす。
夏という爆発の季節の前の出来事。
TVは大雨注意報を知らせる。
家にこもり、家をかたずける。
心の沈黙の時間。
ふと考えに頭をめぐらせれば、
東京の将来に不安を感じる。
埼京線が並木橋まで入る。
TOKYUがJRと談合したに違いない。
ボクたちの公共料金は上がる。
生活はらくにならない。
役人が民間人から搾取する。
安定する。
この大雨で意識が変わればいいのに。
地球規模の災害がたくさんあることに気づく。
人間は雨の中で気づく。
ひとりで過ごす雨の中。
心を洗い流してくれる雨の中。
私は考えてる雨の中。
御供 2000/11/16

1つの言葉417




この地球上の一部で戦争が起きている事実を、
もっと肌で感じるべきなんだ。
私たちはみんな感じるべきなんだ。
 御供

1つの言葉416




それがどんな邪悪なものでも、
自分の中に眠る深い部分を覚醒させる。
物語を進めていくのは素晴らしい経験だった。
ジョエル・ローズ
 御供

1つの言葉415




たったひとりで閉ざされたドアを開けようと、
公共の場で絶えず素直に自分の意見を発表する。
友人にやさしく。
仲をとりもち、
才能や本能の自在な交流を実現する。
 御供

1つの言葉414




ひとつぶの砂にも世界を。
一輪の野の花にも天国を。
君の心に無限を。
そしてひとときのうちに永遠をとらえる。
  W・ブレイク
 御供 1998/7/22

1つの言葉413




ひとりの天才をめぐる人たちが歴史と神話を作っていく。
時には傲慢。
時には繊細。
時には辛辣。
時には柔和。
なによりもたぐいまれなカリスマに満ちた天才によって文化は出来上がる。
 御供 1997/12/1

1つの言葉412




よりよいコミュニケーションを人はとりたがっているし、
科学というハイテクを駆使すればきっとできる。
そう思っているよ。
 御供

1つの言葉411




地球を彫刻する男、
イサム・ノグチがいる。
私は彼の軌跡を追うように興味を示す。
 御供

3つの言葉390




「いつも楽しかったです。これからも」


「思いやり、何と思いやり。どこへまで」


「これから仕事しよう。仕事をしよう」

3つの言葉389




「今日は頑張ってやるよ。Yeah.Yeah!」


「どの道を行こうか。さすがにここで流れましょ」


「大きい波。泡立つ白とあつい陽が照り、海の中で自分をなくす」

3つの言葉388




「身をともにして気づくことに無限性を感じる」


「立ち上がれ勇気。舞い上がれ空の上へ」


「私の中にある喜びを広めることができるかな」

あるがままに



身体をゆったりと思考のない世界へおいてみる。
すると、何もかもなくもあり、
満ち足りているとも思える。
あるがままに呼吸してあるがままに生きている。
至福への道を選び、
なんの苦労もなく生きていると思うのだが。
まわりは違う風に見ているようだ。
自分のことだけでなくみんなのことを考える。
喜びも知っているつもりだ。
パワーがあり過ぎて、
迷惑をかけることがあることもわかった。
でも、あるがままに自然に生きる。
フリーダム。
ボヘミアン。
優柔腐乱。
0型。
誰かが言ってた自然に生きてるんだと、
自然に生きてるってわかるなんてなんて不自然なんだろう。
いつのまにか、
人間が儀式に無関心になっていたこともわかった。
ルールは自分で決めて実行する。
あるがままに生きる。
好きなことを精一杯やってあるがままに生きる。
いい友と楽しむことが生きることだよ。
あるがままに。
御供 1999/1/29

1つの言葉410




いつも肝心な時に、
いつもどもる自分。
もう僕はもっと友が欲しいとは言わない。
もうとっくに決まっている。
 御供 1998/summer

1つの言葉409




この世には多様な生き方や、
物の考え方があることをごく自然に理解していた。
 御供

1つの言葉408




ポパイに参加したことは極上のこと。
私の人生においてとても輝いていた。
うれしい出来事である。
 御供

1つの言葉407




メロンとセロリが食わず嫌い。
教育によって好きになったりはしない。
美味しい生活ができるのは旅によってだ。
 御供 1996/5/13

1つの言葉406




ロックン・ロールよ、永遠に。
消えていくより、
燃え尽きろ。
  ニール・ヤング
 御供 1998/7/23

1つの言葉405




世紀末に近くなった東京。
ここに居なくたってミスなんかしないような気がする。
旅をしてポケットいっぱいにして分かち合おう。
 御供

2011/04/23

1つの言葉404




日本人の80%が戦争に反対しているのに、
国はアメリカに傾倒しているなんてお笑いぐささ。
 御供

1つの言葉403




物事を見極める鋭い観察と忍耐力を持ち合わせた。
そんなこととは受け止めず、
見極めないでいるつもりか。
 御供

1つの言葉402




空間はユークリット幾何学に従わず、
時間も連続した一方的な流れではなく。
因果関係もアリストテレスの論理から抜け出し、
人間と非人間の区別もないのである。
 御供

1つの言葉401




美味にはかならずおもてなしがある。
それは心の目でしか見えないLOVEという判断。
このオープンな心は何々風はいらないというワケ。
すべてが丸く、幸福という時間を過ごすための角度を決める。
PEACEというインテリジェンス。
 御供

1つの言葉400




若者は合法的なクスリで、
意識を変化させることが大切だ。
 御供 1996/9/8

1つの言葉399




誰の人生でも芸術が救いになる。
お金はなんの役にもたたないと気がつくまで、
手元にはないものだ。
 御供 2002/1/1

1つの言葉398




軽薄とも言えるファッションの世界で、
まじめな精神と明晰な技術と絶対的な気質で明日の地図を書こう。
 御供

1つの言葉397




違った神を信じ、
違った死後の運命を予期しているということだけを言っているのではない。
むしろ、それぞれの民族にとって世界は違った形をしているということ。
哲学の前提そのものが違う。
 御供

2011/04/19

無常




生命の木から落ちる葉が、
一枚一枚と。
おお、めくるめく多彩な世界よ。
なんとおまえは満ちたえるか。
なんとおまえは満足できるか。
なんとおまえは疲れることか。
酔わせることか。
今日は灼熱しているものも、
やがて衰えてしまう。
やがて風が、
私の墓の上に塵を積もらせる。
幼子の上に母が身をかがめる。
その目を私はもう一度見たい。
そのまなざしは私の星だ。
他のものはすべて過ぎ行き消えるはいい。
すべては死ぬのだ。
喜んで死ぬのだ。
ヘルマン・ヘッセ
 御供

1つの言葉396




あこがれと愛と黄昏が、
毎日私を動かしている。
そのことがすべてをためらわせている。
 御供

1つの言葉395




いつだって自分のこれからに自信を持って歩いている。
これからはじまる人生に期待を持っているのは、
当たり前のことだろ。
 御供

1つの言葉394




ポケット・ブックでは、
ドラッグやセックスについて書くのが流行っている。
世間では知らん顔しているが事実なのだ。
 御供 1995/12/15

1つの言葉393




人生とは英雄的な役割りをはたしたり、
それに類したことを演じたりすることではなく。
飲み食いや、
手編みの靴下、
カルタ遊び、
すっかり満足しきっている庶民の居心地のよい居間なのだ。
  御供

1つの言葉392




人間の生活に、
やさしい目を開いて生きていこう。
 御供 1997/11/28

1つの言葉391




作業場ができた。
今日から俺は働くぞ。
男の意地にかけてもきっとこのつけは返すんだ。
親からもらった愛という型の接待にあまえていても、
時は過ぎていくばかり。
時間は待ってはくれないのだから。
 御供

1つの言葉390




勇気を出して、
いつもいつもわかっているのかな。
次の流れに変わっていることを。
 御供

1つの言葉389




アレン・ギンズバーグがサンフランシスコで吠えてから、
およそ40年。
アメリカ的実存をよみがえらせた「聖なる野蛮人」
ビートニクたちの肉声は、
60年代に詩人ボブ・ディランをスルーして全世界に広がった。
 御供

1つの言葉388




存在という名の愛ってつかめるのかな。
そうしたらいいのにな。
 御供

1つの言葉387




旅の途上で見るものは、
人間の本当のやさしさや思いやり。
生きていくということはひとりではできないこと。
 御供 2001/1/16

1つの言葉386




様々な意味において退廃を究めた80年代の終わりとともに、
今、ポエトリー・リーデングの復活。
「言葉の復活がはじまった」
 御供

1つの言葉385




欲しいときが美味しいときなのか、
男と女のSEXにはタイミングが必要だ。
両方に心の余裕がなかったら、
思いっきり感じ合えない。
 御供 2000/10/2

1つの言葉384




目覚めきれぬ夢の重さは、
いくつもの夢と現実のはざまの中にある。
灰色の空の下、
揺れ動く人生はこのはざまの中にいっしょに流れずにある。
 御供

1つの言葉383




私たちは盲目で盲目のうちに、
最後まで盲目的な生活を送っている。
詩人たちというのは呪われてはいるが盲目ではない。
彼らは天使の目を持ってものを眺めている。
「裸の天使なのだ」
 御供

1つの言葉382




自分の平和と、
地球の平和と、
みんなの平和がひとつになるときがある。
多くは言えないけれど、
心には多くのことを語っている。
 御供

1つの言葉381




自分の考えや、
自分の内面を、
普段の生活で他人の目から閉ざすことができるのか。
 御供

1つの言葉380




詩人たちの甘い言葉はどのように発せられたのか?
その言葉にどのように向かい合えばいいのか?
再びめぐって来た言葉の季節の中で。
 御供

1つの言葉379




誰に対しても非常に寛大な心を持つこと。
人間に対して抱く興味、関心、才能などは、
個人的な実践における偉大な知性そのものなのだ。
 御供

2011/04/18

1つの言葉378


心の豊かさを失っちゃダメだ。
どうしてって、
人間の心は石でできているわけじゃない。
心の中には何かある。
誰もが持っている。
君の心にも。
希望さ。
 御供 2011/4/18

2011/04/17

二人の土佐清水



東京の広尾で出会ったふたり。
ふたりは龍馬の気質を持っていた。
しかし、ふたりとも龍馬のようには足は長くはなかった。
ひとりはバット・エンジェル西といい。
日本最古のスケーター。
ひとりはタイトニング・窪と言い人気絶頂のヘア・メイク・アーティスト。
ふたりは謎の401で出会い。
2日間に渡って宗教や政治について語り合った。
エンジェル西といい。
バット・エンジェル西は歌い続けていたらしい。
龍馬の気質は彼を洋行へと誘い。
アメリカのサンディエゴへと居を移した。
天性のアドベンチャーで旅人の彼は、
スケート・ボードを刀にしてアメリカへ。
そして、腰にはカメラをぶら下げていたという。
一方、ライトニング窪は音無しのかまえのできる、
根っからのアーティスト気質。
自然を愛し、
海を愛し、
パフォーマンスのできるヤツ。
土佐の高知の「イゴッソウ」は、
すくすくと育ち、互いに土佐の清水を後にした。
バット・エンジェル西は海を捨てきれず、
湘南サイドをねぐらにサーフィンと公園をベースにスケート・ボードという得意わざを取得した。
海軍を体験した彼は、
自衛術を心得ており上半身は光輝くばかりのがっしりした体。
従っていつも広尾の401でも、
パンツ一枚の姿で歩き回っているのにはびっくりする。
一方、ライトニング窪はとにかく、
いつも何かをつくっている。
このふたりが仲良くなったのである。
御供