2012/05/26

変化



帰れよーーー
灰色のコンクリートのイメージ。
人間がぐちゃぐちゃ。
真っ暗闇のない世界。
巨大で黒い。
盲目でうつろな光。
やわらかく開く膣。
やわらかい陰毛。
すばらしい子宮。
男根はこの上なく勇敢だ。
1歩歩けば孤独のない街角。
帰ることをふたたびーーー
手がとどくところにある。
ふたたびーーー
夜は暗い。
手で、口で、肌で、
風を感じる。
光はかなり強い。
出会いのない時間。
自己の中に集める。
時間ととなり合わせの自分の時間。
まわりはみな私より長生きである。
間を開ける。
シーツにおおわれた安住の地。
何かが足りない。
長くやわらかい髪。
尻をなでる。
繊細なたながこころ。
合図を待ちながら動悸する。
時間の単位が変わる。
あやしい無の時間。
このままでは終わらない。
ふたたび変化。
涙もいい。
笑いもいい。
私は私である。
他の誰かではない。
ただ、変化の中にいる。
   御供 2012/5/26

2012/05/25

1つの言葉717




いくら手を高く差し伸べても、
大空がすくいとってしまった。
きれいな遠い世界。
  御供 2012/5/25

燃える



街角の影の部分でうずくまる。
ビルの谷間からさして来る明るい光。
乾いてがらんどうになっている心の中。
じっと動かないでしゃがみ込む。
灰色の空気の粘液は人間の心の中にも付着する。
燃え上がる感情が体いっぱい。
流れていく新たなる感情が変わりはじめる。
感情が神経の中で燃える。
盲目の心の叫び。
ひとつの真実へと飛び込んでいく。
意志の中に存在する。
すべての人間の心の中で燃える。
死を意識しない。
燃えた時間の中に残された愛の大きさ。
空気はすきとおるようにきれいで上手い。
気にすることはない。
ぐったり体を横たえ、
ネオンの中で眠っている。
私が燃え上がる。
いろいろなことがKEEPされる。
  御供 2000/9/21

普通の生活



やらなければいけないことは普通の生活を取り戻す。
現実を生きることは夢を失うことじゃなく、
着実に夢に向かって歩くこと。
かなえられない夢がある。
手の届きそうなところにあるというのに、
自由にそれをつかめない。
どうしてか。
欲深いわけじゃない。
夢の一部から着実につかもうとする根気がない。
残りの人生を手の届くところにおこう。
ひとつひとつ手に入れていかないと。
  御供 2000/7/18

NYには



マンハッタンには2000人を越えるメッセンジャーがいる。
まるで彼らは四次元の扉を開けてやって来たエイリアンのようだ。
ビルとビルの間をスイスイと突っ走る。
天使の翼を持っているかのようだ。
いまできたばかりの情報を自分だけの聖書のように伝え歩き、
自分自身の中に価値を見つけだす。
社会との接点をすれすれのところに持っている。
化石燃料を掘り起こすことへの「ノー」
という絶対を無言で問いかける。
いちばん大切なのはゆっくりと流れる時間。
その中に自分だけの時間を創り出す。
やさしく生きることを実践している。
彼らこそ本当の未来型なのだと思う。
社会から逃げるのではなくぎりぎりでつき合う。
ビート世代の失敗を繰り返すのではなく、
正しく理解した上で逃げない。
でも必要以上に出しゃばらない。
それが賢いやり方だとわかっているから。
社会を変えることなどできやしない。
自分から変わることぐらいはできる。
この壊れゆく美しい惑星地球で、
心の中に祈りを込めて希望の種を蒔きつづける。
今夜飛ぶ宇宙飛行士よりも、
アドベンチャーの生命に息吹を吹き込みながら生きている。
ムービー・スターよりもシャイで、
ロック・スターよりも反抗し、
こっそりと自分の存在の中に価値を見つけ出す。
私たちもメッセンジャーに見習い。
人生に賢く。
社会に強く。
夢に素直に。
心に忠実に手をかかげ、
生きて行くことを学ぼう。
  御供 2000/7/2

2012/05/17

1つの言葉716




食いしん坊の男は無邪気で正直なんだ。
しかも健康で仕事好き。
まるで自分がお手本だ。
  御供 2012/5/7

1つの言葉715




鶯の声がすばらしい。
朝に夕に鳴く鶯の声が耳に響く。
こんな感じ都会では味わえない。
自然の中にいてこそ味わえる。
  御供 2012/5/10

2012/05/06

1つの言葉714




家の昇る坂に、
色とりどりの桜が舞う。
花が咲き、
花が散る。
また、季節がめぐる。
  御供 2012/5/4

1つの言葉713




距離を遠くに置けば人生の目標になり、
近くに置けば日々の心持ちになる。
人生の着地点。
  御供 2012/4/13