2010/05/25

前へ


この道を超えて前へ進め。
何も無いこのデコボコの道こそ歯をくいしばって、
行かなくては行けない道。
どうしようもない。
平坦な道ほど超えなくてはいけない。
私は私の道の上を歩いている。
大きな山を越え、
春夏秋冬の自然の摂理の中で自信たっぷりに歩いている。
一番厳しいところはもう超えた。
次にひかえる何でもない道こそ一番超えにくいもの。
でも全速力でこの道を超えなければ、
また元の道へ戻ってしまう。
だからこそ、
この普通の道を必至になって超えなくてはいけない。
明日はもっと心地よい風が吹くに決まっている。
太陽だってサンサンと降り注ぐだろう。
だがまた同じ道に戻ってしまったら同じことじゃないか。
ここで歯をくいしばって前へ進もう。
もうそこまで来ているんだよ。
しっかりと足早に通りぬけよう。
そうすれば、
きっとゆっくりできるとこるまでたどりつける。
そうしなければ、
今何でこんなに絶えているかわからないじゃないか。
ゆっくりと道を前へ歩いて行こう。
   H.MITOMO  2005/11/21

2010/05/24

人生とは


何時も私は旅の途上。
何時も私は心の神を探して歩き出す。
身につけるものは少なく。
幸せと悲しみは消えて行く。
私の放浪の意味や目的は未だわからない。
幾度も私は倒れ、そしてまた立ち上がった。
ああ、私が探しにいったものは恋の果てなんだ。
しかし、それはとても神聖に遠く高いところに輝いていた。
目的に思いをはせたりしなかった頃は気楽に旅をつづけた。
高度の喜びや幸せを味わったものだ。
目指す果てを見つけたが、すでにもう遅かった。
星はあらぬ方向を向き、朝の冷たい風が吹いている。
私があれほどまでに愛した多彩な世界が別れを告げている。
私は目的を見失ったが、
思い切って、また旅に出た。
『不幸に泣いたことのない者は真の幸福に出会えない』と誰かが言った。
幸福はいかなる過剰からも生まれない。
決して、消極的などではない。
所有は幸福とは無縁である。
幸福とは心のあり方のみ関わるなにかなのか。
幸福という魂の事情を恐ろしいほど洞察していたとして持てる者は少ない。
何も持たないことに徹し、
生きるための力を蓄えている人生がある。
心そのものをもっとも虚しい状態に置く。
人間は自らを生きることにかりたてる。
そしてまわりにいる者たちに進めたに違いない。
『幸福なるかな心の貧しき者、天は彼の手中に眠っている』
心貧しき者は心ない者ではない。
社会からはみだした者にもある。
あまのじゃくが正しいいろいろな未解決な問題に向かって、
夢見る者だと解釈したらいいだろう。
何物も欲せず、何物も知らず、何物も持たぬ者。
物だけではない。
自分の自我に執着すら持たぬ者。
知は持っているが、
ひけらかすことなく内面の中にしまっておく者。
否定からはじまる者は何も生み出さない。
肯定することによってたえざる永遠を手に入れる。
新たに知ることを恐れず飛び込んでいく者。
何もこの物質社会において持たぬとは、
内的であれ、外的であれ、
あらゆる事物、あらゆる業、すべてのモノから解放され自由であるということ。
何も欲せず、
何も知らず、
何も持たぬ者こそ、
今の社会を変えることのできるひとにぎりの人間であるかもしれない。
決して否定的な概念ではない。
自分の意識、知、所有に縛られ、繋がれ、執着しない者こそ、
真の自由というわけのわからぬものの支配者である。
すべてを受け入れるほどに自由で生きる力に満ちている。
真の『心優しき反逆者』
病いによって行動という旅の自由を奪われた者は、
人間にとって何が一番大切なものかをとことん考える。
知ったからこそ窓の外を眺めることで幸福を味わうことができる。
生きるという中にひとつの力があり、
その力にとってすべてのことが甘美である。
心の中にひとつの力がある。
この世のもっともつまらぬもの、
この世のもっとも良きものを判断できることは、
人生を真に生きることに等しい。
この力こそ、万物の『ここ』と『今』を受け入れる。
『今』それは時間であり、『ここ』それは場所。
今私がいるところである。
もし私が私から完全に脱却し自分からまったく自由になったとしたら、
『その時、天はわたしを生み、私の行いはそれを生み返すであろう』
これこそ幸福であり、至福と呼ぶに値するもの。
現代社会の幸福とはなんとそれと大きくかけはなれたものか。
時としてまだ知らぬ宇宙と出会う。
普通人間は衣、食、住に不安なく暮らし社会にとけこんで生きる。
家族にも不自由なく生活することを幸福と考える。
だが、宇宙の生命との合一があるという考えを持ち、それを生きる。
そして知る。
知を持つと考えるならば、
物の過剰の現代よりも深く幸福を手にいれることができる。
それが行いをともなっていれば心は豊かにソレを手に入れる。
追求している快適さとは一見似ているような錯覚を与えるが、
むしろ本質的にはまったく違う次元のものである。
かつて人間があのような独創的な情熱に動かされ追求したならば、
このような現代文明の幸せは利便や物質的実楽のすべてであった。
つまり、指先きで押すだけで照明が輝いたり消えたりする。
季節と関係ないイチゴ。
必要に応じて、何時でも、どこでも、自由自在に流れ出る熱湯や水。
またそれ以上の別にびっくりもしない驚異的な仕掛け。
さらにこうしたものに適応した肉体と医学。
結局は逆に副作用としてやって来た病い。
その結果できあがってきた、
労働や、風俗、慣行、考え方や、感じ方、
事実はいかに?
これらがすべてが我々を縛り、抱えて離さぬもの。
梃でも動かぬ自由と失った奇怪を作り上げている。
都市に住む文明人こそが作り上げている。
文明に洗練され、
文明の奴隷である。
自ら作り出した飽くことのない欲望の奴従にさせられていることに気づくが、
そんなことにも知らんぷりしている。
自分の人間としての生命の表現。
人間的なものの発動。
見ること、
聞くこと、
嗅ぐこと、
味わうこと、
考えること、
感じること、
行動すること、
愛すること、などなど。
それが貧しければ、貧しいほど人はその代償をモノやお金に求める。
世界全体が幸福にならないうちは個人の幸福はありえない。
みんなが幸せだと言える日が来ることを祈ろう。
  H.MITOMO

人間は



日が移り変わっても対して変わるものじゃない。
いつも気分など優れるはずがない。
いつでも危険を侵すぐらい朝飯前さ。
この社会から逃げるには、
神でも犯してしまうかもわからないのさ。
実際のところ自分の弱さを覆い隠すか、
それを怒りという形で爆発させるかどちらかさ。
私にとって必要なのは生きるということ。
言わせてもらうと状況はさらに悪化している。
怖いのは、この世界の意味深さ。
解くべきメッセージがない時さ。
言っていることはわかるだろ。
何であろうとあらゆるものがメッセージを語り出す。
どれも同じように重要に見えるときなんだ。
人間にとって回数はあるが、
神にとっては一度目も数万回目も同じだ。
私自身が存在しているという証明はなにもない。
一方では人間はあらゆる現象に対し、
みっともなく堕落に満ちた反応を絶え間なく繰り返す。
自分の人格ゆえにもたらされた反応の結果に愛想を尽くしつづける。
人間はその反射的な行動以外には何もできない。
世界は未だ読み解くべき謎のメッセージで埋め尽くされている。
それを何とかして止めない限り、
人間とメッセージの間は距離も防御壁もない。
人間は無防備に受け入れつづけるしかない。
息をしたい。
目を閉じてもとりとめもなく虚しさが駆け巡る。
無意味な騒音がやって来る。
しかもそれらは、人間から発せられていることに気づく。
気づいたら永遠につづく。
災難、交通事故、
自殺といった渦中にいる。
すべては人間が発し人間に行き着く。
よければまったく無意味な孤独。
最悪なら絶望や悲痛の中。
そんな毎日を生きるしかない人間。
でも少しでも、変われるときが来ていると考えよう。
考えなければいけない。
   御供

今だから



どこの街でも伝説といわれる話がある。
人と人との交流の集積が新しい文化を生み出す。
そして、東京も地球上にあるどこかの街のひとつ。
その伝説の人物は、
「今だから話そう」と言う。
とても良く思い出話を話し出す。
事細かにウソ偽りなく。
誇大評価なく。
まるでフラッシュ・バックしたかのよう。
外面、内面、感情の走り、
名前、個々名称にいたるまで話し出す。
たんたんと話してはいるがいくぶん興奮している。
でも最近、一分前に話したことも忘れている。
今だから。  
   御供

今を充実して



とてつもなく至福の中。
私は好きな雑誌の中に原稿を書いている。
この心を満たす満足感。
ちょっと前までの私は、
まるで死んでいたかのようだった。
未来があるということも信じられずにいた。
社会に取り残されているという疎外感。
夢中になって何かしている時に人は美しい。
私は今、すべての時間を新しい雑誌を創るために費やしている。
一日中、起きてから寝るまで、
10分もこのことから頭が離れることはない。
時代を切り取るということについて考えてみる。
現代巷には数えきれないくらいの雑誌が反乱している。
でも、自分の手に取って満足できるものはひとつもない。
だから、作ろうと決心したのだ。
いざやってみると、あれもこれもと気をはせてしまう。
考えてみれば、
もっとシンプルに気張らないで作ればいいじゃないかと思っている。
とりかかると、たくさんのことが頭の中を通り過ぎて行く。
だけど、迷ってはいけない。
素直に自分が知りたいこと。
一枚の素晴らしい絵と写真を使えばいいことじゃないか。
これが始まりで終わりではないのだから。
人はみな誰かに認められたいと考えている。
でも、わがままに気に入ったもの、
格好いいと思ったものを載せればいい。
あれもこれもと考えてしまうと違う価値観になってしまうよ。
マスすべてに受けようなんて考えないで、
私のまわりにいる人たちが喜ぶものを作ろう。
自分に置き換えてみれば愉快そうだろ。
アカデミィックでもない、ストリートでもない。
その中間あたりにあるインテリジェンスを味方にして構成していけばいい。
私の五感が街をさまよい歩いた。
この一年間を感じたままにあらわせばいい。
何も他の雑誌のようにしなくてもいい。
「こんなことを考えていたヤツもいたんだ」
くらいにあまのじゃくに自分らしく作ろう。
そうすればみんな面白がってくれるに違いない。
私は今、充実した心の中でいっぱいだ。
だって、楽しんでやれる仕事がある。
そして、その仲間がいる。
大切なのはひとりじゃないって考えられること。
社会から孤立していた今までの私が嘘のよう。
元気に積極的に動き出している。
あらゆるものに心動かされる。
見るものすべてに感心を持ち、
その中からチョィスするものを考える。
もしこの仕事をしていなかったら、
私は生きていないのと同じこと。
楽しい人に会って刺激をもらい、
素晴らしい先人たちの声に耳を傾ける。
若いこれからの世代の声に驚きを感じよう。
私は私の意見をスルーして喜びの中にいる。
人はみなこんなたわいもないことに、
心踊らせて生きて行くものなんだ。
やりたいことを探すより、
やりたいことをやってしまおう。
   御供

自由ってなんだろう



人間は飽きることをしらない。
そう燃えるんだ。
今日やることを決めて、明日という未来に夢を。
人間は何かを見て変わっていく。
ある日突然変わることだってある。
ニール・ヤングが言ってた。
『変わりつずけるからこそ、変わらずに生きて行ける』
今日友達が息絶えた。友達の分まで楽しくやろう。
世界を変えるなんて考えたことはないさ。
でも自分から変わることぐらいはできると思うんだ。
大それたことなんて考えたことないさ。
小さな変化が大きな変化になるんだよ。
きれいな水が流れている川を見てごらん。
あそこにはもう水はない。
きれいな水は流れてない。
淀んだところにたまった水はもうすべて腐ってる。
腐らないためにも流れを止めないことさ。
この大自然の中に人間はポツンと、ポツンとアリのような存在なんだ。
よくアイツは輝いているよ。
アイツは素晴らしいよ、って言うよね。
でも人間同士凄いとか、そんなこと思ったことないよ。
そりゃ熊がガォーっていったら凄いさ。
でもみんな同じ人間。
あとはそう、うれしい挑戦を。うれしい挑戦の中に生きるか、
生きないかってことだと思うんだ。
明日かならず太陽は昇るように、
めくるめく季節の中でうれしい挑戦。
人生を生きるってすごくポジティブインパクト。
心の中をポジティブに表現することじゃないかな。
片思いってすごく楽しい。
本当の自分がそこにあるってわかるから。
愛っていつも考えるけどどういうことなんだろう。
愛ってなんなの。
本当に相手の気持ちになって考える。自分を注ぎ込む。
でも人間自分がかわいくないヤツなんて誰もいないさ。
でも相手の気持ちになって考えることぐらいはできるだろ。
本当に生きるって自分の中でいかに泳ぎきったかってことじゃないかな。
まわりを見渡せば、もう水かさは増えているのはわかるだろ。
ボブ・ディランが言ってたよね。
『風に吹かれて時代は変わる』でも思うんだ。
『風を吹かして時代を変えよう』
ふるさとを持たない風と友達になろう。
やさしい風をここと良く受け止めよう。
人間の悪ふざけ、
神様になれない人間なんて、神様になれない人間だからこそ。
楽しいと思わないか。
ちょっとちゃめっけをいかして楽しもうよ。
人間の楽しみって数えあげたらいくつあるのかな。
数えきれないほどあると思う。
でも今が自分の気持ちの中で今が一番って思えるときが、
もうこれ以上ないって思えるときがいくつあるかだ。
幸福を味わったって幸福じゃないって思っているヤツはたくさんいるさ。
自分で国のない大様だって思っているヤツはたくさんいるさ。
よく自由って言葉を耳にするよね。
自分で歩いてる、自由じゃない。
自転車に乗ってる、自由じゃない。
電車に乗ってる、俺は全然自由じゃないと思う。
パトカーに乗ってる、俺は全然自由じゃないと思う。
自由ってそんなにたわいもないことだと思うよ。
許される限りの自分を持つってことでしょ。
理由なき自分を持つってことでしょ。
オーマイゴット、何妙法連ゲイキヨウ、マンマミヤーズ、
チャーズ、カンパイ、チンチン、サルーテ
アへハー、サンキュウベイリーマッチ、アリガトウ。
すべてのすべての、言葉に感謝して自由を持とう。
ミスターミスターミスターフリーダム。
すべてにすべてに愛をこめて!
今自分がここにいることを愛すべきなんだ。
人間はひとりで生まれてひとりで死んで行くわけじゃない。
生まれた限りみんなで楽しくやろう。
ラブ ピース WE ARE HAPPINISS  WE ARE HAPPNEISS…..
   h.mitomo