2010/04/03

ゴールデン・ウィーク



愛というのは暖かいもの。
今日も心の中が見つからなくて、
街をふらりふらりしている私。
大都会に取り残された、
ひとつの物体のように。
心の中を探して悩んでいるなんて、
私だけのことなのだろうか?
誰もが苦しみ、悲しんでいるこの社会。
ホッと一息つける暖かい場所があるとしたら、
心を許せる友がいる場所に違いない。
人間が人間を恋しく思うのは、
太古の昔から現代につづいている行為だと思う。
心を開いて。
心を開いた友がいると私は元気になる。
だって、楽しさややさしさや思いやりが、
動き出すのがわかるから。
人が人に腹を立ててどうする。
なんて醜い行為だろうと知ってはいても、私も人間。
でもどうせだったら、やさしい人間でいたいから。
心を許せる友に会いに出かける。
じっと家の中にいて太陽や風に触れないと、
落ち込んでしまう私が見えるから。
ゴールデン・ウィークの今、人間が少ない。
街は地球の終わりを迎えたような空気に染まっている。
私の心も感傷的になり、心がすさむ。
夕暮れ時は何故かそんな考えが持ち上がる。
だから、陽のあるうちに外に出る。
すると心が晴れていくのがわかる。
また気分を取り戻す。
ひとりじゃないんだ。
外の街ではたくさんの人間が行き交う。
まだ出会えぬ友がいると信じるから、
心は上昇気流に乗るだろう。
人と人の間と書いて『人間』、
という意味を理解したような気になる。
私はやる気を取り戻し、
すさんだ心の中に一筋の光が射す。
ああ、なんて素晴らしいことなのだろうと嬉しくなる。
GW、休日がつづく年中行事。
いつも同じ悲しさに襲われる。
都会に住んでいるからだろうか?
だれだれさんちのだれだれなんてわかる小さな村社会なら、
こんな悲しみに触れることもないのだろうか。
いや場所じゃない。
愛せる友がいるかいないかなんだと思う。
田舎を持つ人間は幸せなんだ。
触れ合いも知らずに育った者には、
悲しみなど持つこともないんじゃないかな。
私は私で私のことをじっくりと考えてみる。
考えても答えはでない。
しかし、太陽が昇るから大丈夫。
人間の感情は浮き沈みする。
そんな悩みがあることも、
人間を幸せにするすべなんだろう。
毎日が幸せだったら、
不幸も、そして幸せもわからないだろうから。
感情の持ち方によって、
人間は楽しくも悲しくもあるんだ。
人生ってなんていいものだろうということも再確認する。
なんとなんと楽しい地球の中。
   御供  2013/5/19

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