鶏もかつては空を飛んでいた。
人間はこれから空を飛ぶだろう。
みなかつては夢を抱いていた。
飛べない鳥たちは地面に這いつくばっていた。
人間たちは追えない夢を手放そうとしている。
あの鳥がいつかやって来て飛ぶのを見た。
その日から、人間はまた夢に向かって動き出している。
大空を大きくはばたいて飛ぼうと翼を広げる。
大空もかつてはみんなのものだった。
飛び交う鳥たちの、
夢の世界だった。
自由になるなんて限られた世界。
飛べるようになりたい。
人間らしく生きたい。
生きられるなんて限られた世界。
人間には翼の変わりに夢があったはずさ。
変われそうで変われやしない。
こぼれそうな空気を吸って、
人間は精一杯呼吸して生きている。
人と人のつながりを大切に生きたい。
飲めない毒をむりやり飲んでみたって、
何も変わりやしない世界。
本当に変わってしまったんだね。
取り戻すこともできないと知っていながらね。
人間は地上を歩いてる。
鶏が昔、空を飛んでいたなんて、
考えもしない人間たちだけじゃない。
自分も飛ぶんだと思いっきり思ってる。
見慣れた現実の街で、
人間はみな変わっていく。
昔のことも。
今のことも。
これからのことも。
考えることもしないで、ただ空気を吸っている。
都会の街を行き交うファション。
流行するような気がしていたけど、
忍びよる空気が冷たい。
季節の変わり目のはざまの中で、
鳥みたいに考える。
必ず空を飛んでみる。
鳥みたいに、自由に空を飛べたらいいな。
鳥だって夜更かしはするさ。
人間だってフクロウみたいに賢いヤツだっているさ。
誰もが鳥みたいになりたいとは限らない。
鳥みたいになりたい人間。
人間なんて気にしていない鳥。
人間のように鳥は涙を流したりはしない。
鳥は昔のことをくよくよしたりはしないんだ。
欲におぼれることもなく。
ただ風に乗って空を飛ぶことだけを一生懸命考えている。
涙をぬぐうこともない。
だけどほっといてくれ、なぐさめはいらない。
どうかほっといてくれ、ひとりにして欲しい。
もしも、、、、、。
どうだっていいことさ。
うまくやれるよ。
人は人、鳥みたいに集団で行動したりはしない。
人は人、それぞれさ。
私は私。
誰もが真実に栓をして現実ばかりを見つめてる。
だから目をそらさないで。
忘れないで、自分は自分。
重力に負けないでくれ。
私はタイム・カプセルの中に休んでいる。
時がきたら、大人びた顔で、
私は私の道の上を歩いている。
神が作ったシナリオの上を、
運命というものを知らされもせずに歩いてる。
いつか来る大きな波に乗ることを信じて!
御供 2013/5/19

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