2010/04/18

渡り飛ぶ白鳥


私は聞く。
人間の心の無数の声が、
人々の目に見えずに飛んでいる音を。
その音はおぼろげな過去から、
まだ咲かない未来へと飛んでいる。
故郷のない鳥ははばたくのを。
その鳥は無数の仲間である他の鳥たちと共に、
昼も飛び。
夜も飛び。
光の中を、また暗さの中を。
岸辺から、
未来の岸辺へと。
『全存在』の真空につばさのある宇宙の、
音楽がこだまして満たされる。
『ここではない。ここではない。もっと遠い彼方へ行こう』
   タゴール
  御供 2001/2/17

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