2010/04/06

吟遊詩人の声



楽しそうに暮らしている都会人はどこにいる。
お金という権力で、高価なものに囲まれ、
人間をあやつり、信じようとしている。
朝、陽が昇るのを見ると、
そこには生まれたばかりの真実がある。
疑いも理屈の雲も、
言い合いも、押しつけもない。
愚かなゴールのない迷路。
絡み合い、もつれた人間が作り出した都会。
なんと多くの人々が迷い込み、
一晩中歩き廻っては、グラスの酒に酔いしれている。
すべてを忘れようとしていることか。
それなのに自分には分別があると思い込み、
他人を導いてやりたいなどとうぬぼれる。
知恵をしぼって作り出される生活の潤滑油。
賢い知と愚かな力。
無垢という愛を忘れ去り、
予言者のように押し付ける。
そんな生活になんの疑問も持たずに、
アリのように働く都会人。
生まれたことが悪いのか。
この現代という時代が悪いのか。
愚かな人々は迷路に進められて苦しむ。
本来あるべき、生きることの楽しみを見失う。
自分は正しい道を進んでいるんだと思い込んでいる。
モノに支配されていることにも気づかずに。
人間は生まれながらにして愚かである。
しかし、ある日ふと立ち止まり回りを見渡せば、
もう水かさは増していると気づくだろう。
「パンッ」という一瞬が、
世界の人の心を変える。
何が本当に欲しいのか。
笑いややさしさだと信頼する心。
人は道を見失いながら歩いている。
でも、ひとつの角度、出会いが、
人生のフックになって修正する。
だから、一日も速く自分の進む道を探さなくてはいけない。
明日、朝日が昇る前にもう一度問いかけてみよう。
私は何をしているのかと。
   御供 2013/5/19

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