2010/06/28
憂鬱
私の心は子供のようにある。
太陽が輝いている時には外に出て、
木々を眺める。
とりとめもないおしゃべりに時間を費やす。
好きな音楽にも耳を傾ける。
なのに夜となると私の心はおびえる。
風が吹き荒れ雨がしとしとと降るように、
どうしようもなく悲しみに包まれる。
すべてが震え上がる。
泣き叫んでいる中を、
ひとりあてもなく歩かずにはいられない。
そして、私は耳を傾け、
一心に小さな音を聞く。
暗い夜が手探りしながら、
私の傍らに忍び寄って来る。
空の彼方に絶望の高笑いが響いているのが聞いている。
身を揺らしながら狂おしい声で叫ぶのを聞く。
昼、快く思うものすべてにベールがかかり、
まるで別のもののようにおそい来る。
だが、またその憂鬱は夜が来て、
昼が来ると、暗闇の中に消えて行く。
御供 11/12/21
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