2010/09/01

J・ケルアックに捧げる


[詩]
人類に子孫を増やすのをやめ、
一礼して退場しなさいと要求、
いや提案しよう。
このような嘆願をした報償として、罰として、
人類最後のひとりとして私は生まれ変わる。
他はみんな死んでいて、
私は地上をはいまわる老婆。
洞窟の中でうめき錠に伏す老婆だ。
時に声だかに笑い、
時に祈り、
また泣き、
時に隅のコンロで飯を炊いて食う。
『こうなると分かっていたのに』と、繰り返す。
そしてある朝、錠から起き上がれない。
     mitomo

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