2011/07/06

現実はひとつ



イメージの中をぞろぞろ芸術家たちと歩くより、
現実の中を普通の人々と無我夢中で歩く方がいい。
イメージをただ眺めていたって仕方ない。
現実の世界。
私の生きる世界はひとつ。
音は何もしない。
求めても求めきれないもの。
私にはわかる、現実のひとつと抱き合うこと。
待つことが可能なもの。
これ以上の現実は考えるな。
何百万もの非現実に向かうより、
現実のひとつと真剣に向き合う。
私にはそのひとつの入り口がわかる。
信頼によって手に入れることができる現実。
これが最大のものと知った。
隠れた姿をどこにも見せぬものにはもう引かれない。
イメージのない本質を満たすことよりも、
現実はすべて同じものかも知れない。
ただぶらぶらと歩く虚しい自分を知った。
目を閉じよう。
私以外の非現実なものに。
目を開けよう。
私自身の現実のひとつに。
現実を見るんだ。
貧しい天使にはなりたくない。
永遠の前にとどまりたくはない。
ひとつをつかみたい。
私がここにいる現実のひとつに身をまかせる。
一歩一歩確実に歩き出そう。
 御供 2000/7/18

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