
私ははっきりと見た。
私ははっきりと本質を見た。
個性をひけらかす上っ面の下にその人を見た。
その誇りの上に一体何があるというのか。
本質以外に何が?
毎晩、私の喉を通して消えていったつまみ。
ふさぎこむ私の心も人相を変える。
もう気取ったりするのはやめようよ。
すべてを無にして心の詩を読もう。
キミに今の私の心の中を聞いてもらいたい。
わかり合えるのはポエズムを通して。
私の真実のポエズムを聞いてくれたらわかるだろ。
私のすべてが包み隠さず書かれたポエズム。
私のポエズム。
犬は叫ぶ。
鳥が飛ぶ。
木々は気持ち良さそうに揺れる。
人は生きる。
新たなる人生に向かって進む。
今までの人生よ、さようなら。
これからの人生にこんにちは。
人類の歴史に残るものを増やすのをやめようと要求したい。
いや、提案するとしよう。
このような嘆願をした罰はあるのか。
私が人類ひとりとして生まれ変わるなら、
他はみんな死んでひとりもいない。
私はひとりで地上をかけずりまわる。
声高らかに笑い。
時に祈りまた時に泣く。
「こうなるとわかっていた」と、繰り返す。
そしてある朝に床から起き上がらない。
でもいくつものポエズムが残されている。
いく篇ものポエズム。
ポエズムが残っている。
ひとりで提案しよう。
このポエズムを次の世代の反逆児に残そう。
ポエズムに誓って約束しよう。
御供 2001/4/30
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