夕暮れのロンドンにいやなニュースが届く。
NYではまたテロでクイーンズに飛行機が落ちる。
あの日見たロンドンの夜。
今、目の前にひろがる心の目。
私の心は大きく揺れる。
私にはいくつもの夢の旅がある。
旅の途上で見た夢の世界が心に入り込む。
現実。
もうすっかり雨はやんだのに、
心の扉をポツリと濡らす。
おっとりとしたやさしい心が旅先で空に消えていく。
心を濡らす雨に洗い流される、
乾いた心に乾杯!
パブでビールを傾け私は夢に入る。
ひとりの思いは何もかも無。
そして無。
陶酔の時間が重くのしかかる曇り空。
時間の先端を見つめ、
夢は私の心の中。
ひとつの無はひとつの無限。
捨てても捨ててもまつわりついて離れない。
もう無は無を足されて無限大。
心の声が聞こえる。
どこからか吹いて来た風にささやかれて勇気をもらう。
懐かしくもあり、
悲しくもある勇ましい風。
ここはロンドンカムデンパレス。
御供 2001/11/13
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