
許されてもいないのに彼らは描く。
ストリート・ペインター・アティストとして描かずにいられないのだ。
大人だったら、もしもフライディに捕まればマンディまでジェイルに入る。
でも彼らはステンシルという古い技法を使って描きつづける。
ステンシルならすぐに逃げることができるからだ。
言葉は文化だというけれど、
ココではストリート・アートが文化そのものだ。
描いているヤツはみんなDOPE MEN。
格好いいヤツらなんだ。
楽しんでいる。
描くことに命をかけているといってもいい。
スケーターもそうだ。
滑らずにはいられないのだ。
たとえ違法行為だとしてもそうなのだ。
危険な坂を平気でスケートする。
もしかしたら死ぬかもしれないのに。
だがスケーターは滑らずにはいられない。
アドベンチャー。
都会の冒険者なのだ。
そしてやっぱり「It’s DOPE」
自分の時間を使いアートという人間の楽しみの川を流れている。
宇宙から地球を見て、
それをKEEPしようと考えている。
スケーターもペイターもメッセンジャー。
DOPE MENだと思うよ。
かつてはじめてサーファーたちが波という自然のウェイブと戯れているのを見て、
私はあんな大きな波に乗るなんてエイリアンに違いないと思った。
それと同じように彼らもエイリアン。
DOPEしないDOPEなんだ。
そんな彼らに会いにいこう。
そう考えている私がいる。
御供 2002/10/6