2、3日の小さな旅。
動きつづけて人間と言うけれど、
少しでも違う街の空気を吸うと元気になる。
はじめての街ではじめての人間と会って話す。
パソコンでの会話とはまったく別だ。
嫌いなヤツなんて誰もいない。
でも、顔を合わせれば深く知り合わなくてもなんとなくわかる。
多くの人間と出会って来たのだから。
自分で勝手に判断する悪い癖は変えられない。
人間が好きではあるが、
小心ものなのか人見知りがはげしい。
旅の途上で自分から話しかけることもよくある。
カフェでバス停で、
信号待ちをしている時にも。
「いい服だね。どこで買ったの」
「格好いい車だね。エンジン音はいいね」
「ひと目惚れって信じますか」
ユーモアを込めてジョーダンを言う。
すると、気の合うヤツはかならず笑って受け止める。
そんな出会いがうれしい。
私の歩いて来た道ばたには楽しいヤツしかいなかった。
「人間はみな迷いながら歩いている。その旅の途上で出会い友となる」
人生にはきっかけという黄金の出会いがある。
そのきっかけは人生のフックである。
私はそのフックを大切にしたい。
小さな旅から帰って来ると、
身の回りのモノたちが笑ってお帰りと迎えてホッとする。
着こなした服をたたみ整理する至福の時間。
出会いを言葉にして詩に書きとめる。
なんとなんと楽しい地球の中。
明日もあてもない旅の夢の中にいるよ。
宇宙の出会いのような七夕の日。
御供 2012/7/7
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