2011/05/07

こころいく



編集というものをやって何年になるだろう。
なろうと願ってなったわけじゃない。
気づいたら編集というものにたずさわっていた。
そしてそのままつづけている。
何と面白い仕事だろうと思う。
いろいろな人に会って、
本根でフィーチャーが話し合える。
雑誌はみな時間の先端を見つめることからはじまる。
今回、NYでメッセンジャーたちに会えることはとてもうれしい。
彼らこそエイリアンに違いないからだ。
メッセンジャーのきれいな子とつき合ってみたいな。
思いっきり燃えてみたいな。
こころを込めて接し、
未来を語り合う。
エイリアンと時間の先端を語り合う。
鍛え上げられた無駄のない肉体。
こころいく旅にしたいものだ。
御供 2002/5/7

カフェで



知らない街の片隅のカフェでひとりあてもなくたたずんでいる。
エキサイティングな目であたりを見渡せば、
刺激が飛び込んで来る。
何をするでもなく。
あてもない時間の流れの中にゆったりと心なごむ。
このひととき。
みな駆け足で通り過ぎていく。
何もないこの時間。
この街角はNYマンハッタン・セント・マークス。
おかしな連中が色とりどりの格好をして、
急ぎ足でどこかへ向かっている。
自由であると思うのだが。
街角だけではわからない。
確かに人は自由に見える。
恵まれているとも思う。
でも、、、、、。
ひとりのホームレスが近寄って来て、
何かを食べたいから1$欲しいと言って来た。
私はポケットのコインをすべて、
そして1$を手渡した。
彼はポケットから水のボトルに入ったビールを飲み干した。
彼には食べ物よりもアルコールが必要なんだ。
彼はセント・マークスに18年住んで、
ホームレスになる道を選んだ。
それは果たして自由。
EASY GOING!
キャッチ・フリーダム。
違うような気がする。
私の人生には彼のような人生は存在しない。
私は旅でいろいろな人間に会う。
たとえ有名なアーティストだろうがお金持ちだろうが、
同じように接する。
同じような会話をする。
人間として当たり前のことだと思う。
人を分けてつき合うなんて私にはできやしない。
格好いいヤツと話しをするのも好き。
お年寄りと話しをするのも好き。
ストリート・ベンダーやTAXIの運転手と話しをするのもいい。
楽しい時間のひとこま。
心を開いて会話をしよう。
御供 2002/5/19

リラックス



疲れてませんか?
体も心も内蔵もギシギシに疲れてませんか。
何しろ生きているといろいろなものを吸って生きなければならない。
都会の街はものすごい速さで変化をつづけ、
ちょっと目を離すとわからなくなってしまう。
人間が集中し、
モノが溢れて目がチカチカしてしまう。
モノに心が惑わされリラックスすることも忘れてしまう。
ほんの5分でも10分でも自分を取り戻す時間をもとう。
そうでないと時間というもうひとつの自分に、
心まで占領されてしまうことになるのだから。
何しろいろいろあるから。
日増しに高くなっていく焦りにうなされないように。
リラックスを思い出そう。
天気のいい日は青い空を見て、
山の緑に目を休ませる。
時代の先輩たちの言葉を聞いて、
しっかりと地に足をつけて歩いていこう。
自分の位置を確認できる余裕を持とう。
少しの時間でもいいから俗社会のもめ事から解放される。
人間と人間が接することに素晴らしさを感じる。
例えば、ふらりと旅をして出会った人と仲良くなる。
何か創造について語り合う。
リラックスってひとりひとり違うかもしれないけれど、
ホッとするひとときと考えたらいいんじゃないかな。
心の中が静かでうっとりできる時間。
そんな平和こそリラックス。
この地球上には人の数だけリラックスが存在すると思うんだ。
誰だって共有したいと思っているけど、
お互いにリラックスしないとダメなんだ。
相手も自分もあせっていたりしていちゃダメなんだ。
ちょっと角度を変えて青い空でも見上げればやって来るさ。
それに気づこう。
相手のことを考えるくらいのリラックスは必要さ。
毎日の生活の中にリラックスのページをもうけよう。
御供 2000/7/25

創造って



永遠なる創造の輝きを持って常にほがらかに、
絶えず新たなことをやりたい。
世界は私の目にとらえられ、
楽しき笑いを浮かべる。
フツフツと息づく多種多様なる型をみせる。
太陽のきらびやかな光の下で、
やさしく風が吹く。
ひらめき創造する。
至福の空に蒼き雲が創造の造形を変える。
自然の創造のとどかぬところで、
人間はアートというものを創造して楽しむ。
自然が私に語りかけ、
友のごとく限りない愛を語る。
私の道はその創造の道の上を歩きつづける。
未知の不思議に満ちて青い海を見つめる。
定かではない意味と目当てとは、
いったいどこに見いだせばいいのか。
吹く風のささやきがひとつひとつ私に語りかける。
すべての自然がひとつひとつ私に語る。
幾千もの時の流れを経て、
語りかける声を聞く。
孵化器法則のなしえるところに創造というエネルギーを注ぎ込む。
私の心の鼓動が響く。
創造こそ生きる喜び、
創造こそ時間と遊ぶ私だけの時間。
私の人生。
昼に与えられない夜の夢の中にある。
そう気づいたとき意志の力が沸き上がる。
大きなる型をなす。
聖なる予感に従い動きはじめる。
私の内と外は私の中でひとつとなる。
世界となる。
その世界は宇宙までも見つめ、
創造のゆくへは終わりのない楽しみへと変わる。
豊かな人生の稔りとなって私の魂をかきむしる。
御供 2001

卵から



もうじき私は生まれる。
卵から殻を破って世界に出発する。
今のままじゃ狭すぎる。
私は自力で殻を破る。
気力で何とかくいしばる。
翼をひろげて羽ばたいて、
巨大な都市の上空へと。
本当のことなどあるのかこの世界。
誰も教えてくれないこの世界。
真実がいつも気になる。
くだらないことが多すぎて、
ここにいたら卵の殻を破れない。
鋼鉄の足で立ち上がろう。
誰かを愛してみた。
街中のものをかき集め灰になるまで燃やしたい。
苛立ちはすごい。
苛立ちつづけているからうんざりさ。
また風が吹いてくる。
卵からかえっても生きているわけもわからないのか。
ささやかな望みをたよりにしがみついている。
振り落とされないように求めつづけてきたけど、
ぬくもりだけがたったひとつのリアル。
嵐の中に卵から生まれ、
夢や愛に飢えている。
嵐の中に生まれ、
どしゃ降りの雨に打たれて私はどこへ向かうのか。
うんざりさ。
また風が吹いて来た。
卵から生まれても何にもならない。
あちこちにいる悪徳の人たちの中で永遠の誓いなどできやしない。
愛の押し売りなど欲しくない。
私は生きて行きたい。
弱い人間は街の中で腐っている。
汗を流して働いて損をする時代に生きている。
もうすぐ卵から生まれ変わる。
生まれ変わらなかったらいつまでも卵のまま。
卵のままじゃダメだ。
人間として生きたい。
このままじゃ手足も自由に使えない。
だからかえろう。
だからはじめよう。
卵のままでいるならどんなに楽だろう。
楽を考えちゃダメだ。
とにかく卵から早くかえって現実を歩き出そう。
もう時代は風に吹かれて変わっている。
はじめよう。
急いで卵から。
御供 2001/9/29

BROOKLYN



ここにいる自分が見える。
闇に包まれた視線の中に立っているフューチャー。
見えそうで見えないフューチャー。
どこにいたって同じだけれど、
大切なのは空気の流れているところ。
きよらかなほのかな光の彼方にボンヤリとした時代の先端がある。
立ったまま死ぬなんて考えられない。
今、ブルックリン・ウイリアムズバーグで書いている。
御供 2002/5/19