東京の広尾で出会ったふたり。
ふたりは龍馬の気質を持っていた。
しかし、ふたりとも龍馬のようには足は長くはなかった。
ひとりはバット・エンジェル西といい。
日本最古のスケーター。
ひとりはタイトニング・窪と言い人気絶頂のヘア・メイク・アーティスト。
ふたりは謎の401で出会い。
2日間に渡って宗教や政治について語り合った。
エンジェル西といい。
バット・エンジェル西は歌い続けていたらしい。
龍馬の気質は彼を洋行へと誘い。
アメリカのサンディエゴへと居を移した。
天性のアドベンチャーで旅人の彼は、
スケート・ボードを刀にしてアメリカへ。
そして、腰にはカメラをぶら下げていたという。
一方、ライトニング窪は音無しのかまえのできる、
根っからのアーティスト気質。
自然を愛し、
海を愛し、
パフォーマンスのできるヤツ。
土佐の高知の「イゴッソウ」は、
すくすくと育ち、互いに土佐の清水を後にした。
バット・エンジェル西は海を捨てきれず、
湘南サイドをねぐらにサーフィンと公園をベースにスケート・ボードという得意わざを取得した。
海軍を体験した彼は、
自衛術を心得ており上半身は光輝くばかりのがっしりした体。
従っていつも広尾の401でも、
パンツ一枚の姿で歩き回っているのにはびっくりする。
一方、ライトニング窪はとにかく、
いつも何かをつくっている。
このふたりが仲良くなったのである。
御供
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