日没の果てに、
真夜中の閉ざされた暗闇。
境界あいだはるか入り口で自分ひとりの時間。
すさまじい孤独。
莫大な考えに頭をすくめる。
すると吠えるようにひらめくいくつものSTORY。
人生には生きる要素がたくさんあることに気づく。
戦わないのが強みの戦士たちのためにひらめいている。
夜のひとりひとりの心の中にうずめく生と性。
ひとつの心でふたつは考えられない。
そしてひとりひとりの自由を見つめた。
都市生活者の悩み。
共有する時間。
予期せぬ未来。
おもいかけずに顔を隠しながら見た現在の東京。
道楽者のために。
ついていないもののために。
スコーピオンを持つ者たちのために。
見据えられた者たちのために。
ひらめく自由を見つめ直した。
降りかかり、
ひきさく、
男女の愛、LOVE。
社会的にたたきつけられ、
空は詩をつくって遊ぶだけ。
都会の金と権力がもつれあえば、
はるか風に乗って消えていく出会い。
うちつづけているやさしい者たちは立ち止まり。
考えを整理する。
M、また正当な時間の訪れを待ちわびる。
そしてひらめく自由を手に入れる。
荒れ果てた大地に夢を見つけ、
再び生きる喜びと勇気を感じる。
雨が話しをとぎほぐす。
服を脱がされた顔のない地位のない者たちのため、
自由は生きている。
あまりに当然な状況で考え伝える場所のない舌たちのために。
追われ騙された不品行な旅行者のために。
彼方に隅の雲の白いカーテンがひらめき眠りを誘う。
水玉模様の霧がゆっくり上がりつつあるのを感じ、
ただただ酔うような運命。
言葉は求める者たちの旅路。
求める人たちのためあまりに個人的な話し。
さみしい心の恋人たちのため。
無実のやさしい魂のため。
ひらめく自由を見つめている。
自由を手に入れ、
幸福を求めて旅をする。
御供 1996/5/14
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