NYから一時東京へ帰って来た。
12時間の飛行機の移動がうそのように感じる。
昨日までのあの異国での生活は今の東京では考えられない。
私の人生の中でこれほど現実にふたつの国を移動したことがない。
ウイリアムズバーグには生活のためのもものが残っている。
アパートもそのままで空気の流れや、
街の臭いも風景も目を閉じると見える。
でも今は東京にいる。
ちょっとバイクで乗り出せば慣れた町並みが私を現実に引き戻す。
こんな空間移動は今までになかった。
世界はなんと狭くなったものか。
あの若くエネルギッシュな街から、
見慣れた住み慣れた東京へ。
いきなり飛び込んでもその時間は同じもの。
私はこの東京で長く住み、
NYブルックリンのウイリアムズバーグに仕事に行く。
なんと楽しい地球の中。
この空間移動を繰り返すと面白い。
既視感に襲われる。
人間というものはどこにいても変わらないけど、
興味のあるところ好きなところに行くべきなんだ。
人間はリフレッシュされ、
エネルギッシュになる。
「心ゆくまで走らせてエネルギーを入れるのは、角度を変えた旅の途上」
こんな言葉が空気の流れによって耳の中に入って来る。
何があってもおかしくないこの世の中で、
人間がいきいきと生きるには住む場所を変えることも大切だ。
旅の途上でいることはいいことだと思わないか。
動くことによって気分も変わるし、
やる気も出てくる。
エネルギーが爆発する。
いろいろな人と出会うこともできる。
いろいろなことにも気づく。
私は今回のこの体験によってかなり思考回路を変えることができた。
人間の意識や既成概念というものは打ち破ることは難しい。
私の固定された概念はこの移動で変わるだろう。
御供 2002/5/29
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