一日が24時間であることには変わりないのだが、
子供の頃に比べるとあまりにも一日が短く感じられる。
一日が36時間くらいあるといいのにと思う。
今の一日はあっという間のフル回転24時間。
どこに行くにも時間がかかり、
何をするにも時間がかかる。
あっという間の一日。
ちょっと何かをしようとアクションを起こせば、
時間はみるみるうちに過ぎて行く。
気がついてみると一日が終わっている。
次の日がはじまろうとしている。
何をするではなく、
どうしていいのかもわからずに時が経つ。
もう少し時間がゆっくり流れてくれたらいいのにな。
まるでダブル・エクスポージョンの写真のよう。
時が重なり限りなくフェイクに近い真実。
人間が人間らしく暮らすための時間は、
コンピューターや交通渋滞に奪われる。
うわべだけの触れ合いにしかなくなっている。
人と人が挨拶だけになる。
じっくりとお互いをさらけ出すこともなくなる。
人間はみんなそんなに完璧じゃない。
弱いものだと思う。
たくさんのことに悩み苦しんでいる。
それを打ち明けることもできないでいる。
友というものがいなく、
ただ便宜上の人間関係の中に生活を置く。
弱みを見せられずに強がっている。
もう一度大切な時間を取り戻そう。
御供 2000/7/4
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