私の前に尊敬する人生の先輩たちがいる。
私はその先行く幾人かの人たちに導かれ、
私自身の新たな道へと足を踏み込む。
あこがれと羨望の目で先輩たちの歩いた道について歩く。
その道は私の道を形成するために、
最も大切な生きる哲学の道。
私はあこがれの先輩たちのドアをたたく。
精一杯の気持ちで敬意をはらってたたく。
もし何かをいいつけられたら、
できるかぎりの誠意をもってこたえる。
先輩たちのために自分のすべてをゆだねる。
それは私のすべてを満たし、
快楽にひたる時間となる。
いっしょにいるだけでうれしい。
話しを聞くだけですべてを学ぶことのできる授業のような時間。
私はそうして先行く人に愛されようと努める。
愛は私から発せられ、
無条件で見返りを求めない。
愛は確かな愛となって帰ってくる。
私のあこがれの人は決して歴史上の偉大な過去の人ではない。
社会で権力やお金を持つ人でもない。
私の欲する感性、
他に類を見ない独自のスタイルを持って生きている人だ。
その人たちに出会えた私は幸福である。
その人たちに捧げた時間は、
私の私自身を育てるためにある黄金の時である。
私の人生は読み書きの頭の中で構築されるものでなく、
街角や酒場での多くの時間の中にある。
私はそれを偶然の出会いからつかみとる。
私にこれらの先行く人と共有した時間が内面へと導いてくれる。
学校で学んだことよりも、
多くのことを先行く人から教えられた。
御供 2000/7/30
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