金がなければ不安になる自分がいる。
それは資本主義の世の中に生きる者がかかりやすい病気のひとつだ。
人間としての深さ、幅、
味もそういったものがまだまだ自分には足りない。
人間はみんな好かれたいし、
人気も得たい。
面倒をみてくれる人も欲しいし、
お金も欲しい。
女も欲しければフレンドも欲しい。
そんな人間本来の欲が、
わがままや孤独や連帯感を欲しがる。
人にはかならず二面性がある。
それは人が神ではないという証拠である。
だから人はいつも努力しなければいけない、
堕落の道を辿るのはいやだ。
世の中がより便利になり、
生活が安定すると人には欲が出てくる。
快楽やモノを欲しがる。
自分から進んで何かを学びとろうとする貪欲さが失われる。
昨日よりはもっとよくなろうとする努力にかける。
人生の旅は決して平坦な道のりではない。
人間として生き抜くための知恵と、
自分のアイディンティティを持たなくてはいけない。
生きるための哲学もなければいけない。
虚構の中に潜む真実を学んでいきたい。
すべては旅である。
嘘と裏腹の真実の旅である。
その旅をつづけることによって、
人はひとつの解答を得る。
それが大切な哲学である。
御供 2002/1/3
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