世紀末が来ている今、
人間はいろいろなことに気づく。
自然との共存に、
デカダンスという思考に、
ボーダーという矛盾に、
子供の頃は2000年を想像するとワクワクした。
気がついていても行動がすぐにできない。
楽観的ルーズな性格。
ただの世紀末ではなく、
千年紀の終わりでもある。
千年紀の終わり、
人類の大失踪距離計がぐるりと一回転。
私たち誰もが一人残らず、
新しい日付け欄からはじまる手帳を持つことになる。
この時間は考えると人生でいちばんのイベントになるはずだ。
ここに書かれる西暦2000年はいかがですか。
もし死を迎えたら、
あなたはいったい天国なのか?
地獄なのか?
そしてTVやラジオで報道されている災害。
世界をにぎわす、
人類そのものがそう何かの瀬戸際にぐらついているということだ。
聖書にはすでに要約されているように世界の終わりはもう終わりに来た。
日本のオウムのメンバーは目次終末の押しがけ始動して、
地下鉄に自家製の神経ガスを散布した。
彼らは肥満の指導者ショウコウ・アサハラが空中浮遊できると信じている。
彼の脳波と自分たちの脳波をシンクロさせてくれると信じて、
「エレクトリック・ヘッド」をかぶった。
お笑いぐさだね。
世紀末には何が起こるかわからない。
世紀末をどう切り抜けようか。
御供 1999/
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