イメージの中をぞろぞろと芸術家たちと歩くより、
現実の中を普通の人々と無我夢中で歩く方がいい。
イメージをただ眺めていたって仕方ない。
現実の世界。
私の好きな世界はひとつ。
音はまだ何もない。
求めても求めきれないものよりは、
私にわかる現実のひとつと抱き合うこと。
訪れを待つものが可能なもの。
これ以上現実を考えるな。
何百万もの非現実に向かうより、
現実のひとつと真剣向き合うこと。
私はそのひとつの入り口がわかる。
信頼による確かに手に入れることのできる現実。
これが最大のものと知ったから。
隠れた姿をどこにも見せぬものへのあこがれはもう生まれない。
イメージのない本質を満たすより、
イメージのこの現実はすべてのものが確かなもの。
どれもなくなりはしない。
私は他の愚か者のように待つことはもうしない。
ただぶらぶらと歩く空しさの中の私を知ったから。
目を閉じよう。
私以外の非現実のものに。
目を開けよう。
私自身の現実のひとつに、
私が目覚めるときが来た。
現実を見るんだ。
私自信が言っていたことに責任を持ってクリアしよう。
貧しい天使にはなりたくない。
永延の前にとどまりたくはない。
何につけても手の届く現実のひとつをつかみたい。
私がここに存在する現実のひとつに向かって生きていく。
一歩一歩確実に歩き出そう。
御供 2000/7/18
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