私は自分の王国を見ている。
私に見えなかった王国が、
私が見ようとしなかった自分の王国。
目の前にあった国のない王国。
見えそうになっていたにもかかわらず、
見ようとしなかったのかもしれない。
何故だろう。
その方が楽だったから理由をつけて逃げていた。
勝手に理由を正当化していた。
しかし今、私は自分の王国を目指している。
見えていなかった時間。
見えなかったことを体験したことは、
今の私にやる気を起こさせたことは確かだ。
足踏みをしていた年月は止まっていた。
後戻りしていた時間はもう交代し、
私のやる気へと変身している。
もう私は自分の王国を見失わない。
残りの人生の直線を行く道をゆっくりと歩く。
だって私には止まっていた時間が体験となって「うれしい挑戦」
の時間となってあるのだから。
私の自分の王国は私の中にある。
決してそこここにある国ではない。
ドアを開け放し、
誰でも出入りできるボーダーのない王国。
それを見るものは私と出会った私の友だち。
私が見ている自分の王国は私の内なる意識の中にある。
その王国は無言の情熱の中に創り出されているもの。
私ひとりでは決して作れない、
みんなと共有することによって成り立っている。
そう、その王国は自分だけの王国ではなく、
みんなの王国であるわけだ。
誰もがひとりひとりの王国を持ち、
その王国と王国はボーダーを持たない。
自分の王国まで歩き続けよう。
御供 2000/8/20
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