心はいったいどこへいったのだろうか。
自分の意志で動き、
社会に動かされることのない自立。
どこにどこまで行ったら見つかるのだろうか。
真実はどこに行けば。
天国があるんだったら教えてよ。
心の中でそう叫ぶ。
あえぎもだえながら、
悪の道を通り抜けて正しい道へ軌道修正する。
「すべての道はひとりひとりの道である」
どの道をピックアップするか、
スローウェイするか、それが人生さ。
旅と出会いに自分の中心をおくボヘミアンたち。
吟遊詩人たちの時代の頭の中の記憶を見ることができる。
やさしさという衣を着た彼らの表現によって、
美しく飾られ内に秘められたパワーとなる。
こんなことを考えていたヤツもいたんだと納得。
さらなる新しい旅へと駆り立てる。
歴史はこうして繰り返され至福へと向かう。
人間なんて愚かなものだし、
権力によってみにくくもなる。
しかし「美」という創造の中でとくに尊い時間と時間のはざまの中。
できあがる創造に花が咲く。
何かに没頭し時間という単位を忘れ、
人間本来の自我に目覚める。
光に頼らない角度を手に入れ作品へとつなげる。
こんな時間は突然やって来て、
すべてを洗い流す。
新しい太陽を待ちわびていたかのような気分にさせてくれる。
この今がいちばん欲しかったのかもしれない。
やっと来た至福の時間。
御供 1997/1/27
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