2011/09/07

木は神聖なものだ



木と話しをし、
木に傾聴することのできる人は真理を体得する。
木は生きることの根本法則を説く。
教訓や処世術を説くのではない。
木は永遠の生命の一部だ。
木の中にはひとつの核、
ひとつの火花、
ひとつの思想が隠されている。
木の力は信頼だ。
木は自分の祖母のことを何も知らない。
木は年毎に生まれる幾千もの子供たちのことを知らない。
木は自分の種子の秘密を最後まで生き抜く。
それ以外のことは何も木の関心事ではない。
木は神が木の中に存在することを信じる。
木は自分の使命が神聖なものであることを信じる。
この信頼に基づいて木は生きている。
夕方の風で木がざわめくのを聞くと、
私は漂うあこがれが心を強く引く。
一見そう見えるような願望だ。
母の記憶へあこがれである。
一歩一歩が誕生あれ、
一歩一歩が死だ。
あらゆる墓は母だ。
木は私たちより長い一生を持っている。
息の長い考えを持っている。
木はあるがままの自分自身以外のものになろうとはしない。
あるがままの自分自身が故郷だ。
そこに幸福がある。
 御供 2000/5/16

2011/09/06

時間のいたずら



時が解決してくれることがよくあるよね。
しかし、時間はいたずら。
もどかしく思う時間はなかなか過ぎてくれない。
楽しい時間はすぐに過ぎてしまう。
待ちわびている時間はなかなかこない。
早くこないかという日には全然ならない。
時間は気まぐれ。
同じ時計は同じ時を刻むのに。
与えられる長さは違う。
どうしてなのかわからない。
時計もいっしょになって時間のいたずらにつき合っている。
わずらわしくもあり、
楽しくもある。
時間のいたずらにつき合って生きていくものなんだ。
 御供 2000/6/6

詩的な風



心に詩的な風が吹き抜ける。
ああ、私はいつか詩人と呼ばれるだろうか。
ヘッセのような詩人にあこがれ、
旅をする私の心に風が吹く。
南へ東へ私は風に誘われて旅をする。
芸術的な風、詩的な風。
何処へ行ったら出会えるのか?
ふるさとを持たない風の後について行けば会えるに違いない。
ささやかな私の心の悩みを洗い流してくれる風。
詩的な風。
ほら。吹いて来たよ。
透き通るような詩的な風。
 御供 2000/6/5

1つの言葉625



マルボロを吸って、
ホールズを口に入れて、
コーラを飲んで、
自由に歩きたい。
 御供 2000/6/

1つの言葉624



価値感を共有できるパートナーが必要だ。
人間は生きていくのに共に笑い喜ぶパートナーが必要だ。
共通の趣味を持った良きパートナーがいて人生は豊かになる。
 御供 2000/6/7

1つの言葉623



声高らかに笑える日がいつ来るのか。
何のためらいもなく回りに気にすることなく、
腹の底から笑いたい。
 御供 2000/6/5