世界へ、世界へ。
灰色の大空を南へ北へ。
原子都市の中心を通り越して、
夢の酒場への災の境界線を通り越す。
太陽の照り輝く王国に立てば、
私は異国の王である。
ポケットにはその国のいくらかのマネーがある。
ジーンズの股の下にはペニスがいきり立つ。
音楽だ。
ダンスだ。
女だ。
DRUGSだ。
古めかしいSEXYな公園ですべてを手にのせた。
オープンなマインドで誰かと会話を交わせばいい。
すべてが許されたかのように錯覚する。
よろよろと思いっきり酔いどれよう。
まなざしがさみしい広場で見たものはなんなのか?
餓えた人々が行き交う広場。
夜もうろうろと闇に人の影が走る。
裸のヒップ・スターの迷路は十文字のそばにある。
かっぱらったり、
立ち止まったり、
うろついたり、
ドラム缶をずっと見つめたりする。
私は何を目にしているのだろう。
孤独からも抜け出て気違いじみた空気の中にいる。
さびしい街角をうろうろしている。
未知の恋人に会うことを夢見て放浪の旅はつづく。
黒い目をした私はすべてを見てしまう。
世界へ、世界よ。
それもヒップな月の下で見てしまう。
私の旅はさらにつづく終わりのない旅。
次の世代の真実を求めて!
御供 2000/8/31 12/6/29 14/7/29