波よ来い

思いっきり乗れる波に乗りたい。

この人間のすむ大都会で、

自分を押し殺して生きることなんてできやしない。

でもどうしたらいいかわからない。

私はいつも精一杯やってきたはずなのに。

いつの間にか社会の動きからはずれているのに気づく。

いったいこの丘の上までどうやって来たんだろう。

いつまでも大きな波が来ることを待ちわびる。

私は私自身を信じている。

誰よりも波乗りはへたかもしれない。

私は丘サーファー。

波はそれぞれ違うけど時代という波が来たら、

ロング・ボードに乗って立派に乗りこなしてみよう。

あきらめないで欲しい。

必ず波は来る。

その波に乗れるのは限られた人間。

『あの幻のビック・ウェンズディ』は、

時代というものが作り出す波。

この社会にも幾重にも重なり合う波がある。

人間社会に起こる波というヤツは流行に似ている。

台風がやって来る季節。

自然の摂理にしたがって大きな波がやって来る。

人間社会と合流して大きな歴史を作り出す。

待てば波は必ず来る。

自分を信じて待とう。

　　御供　　２００４／８／２０　　　１４／４／１４