2010/04/22

夏が来る



時間の先端を見つめて歩く。
後を振り向くことなど決してしない。
時間の先端はどこまで行っても追いつかない。
愛する人と二人三脚。
失いかけている人生の喜び。
時代が悪いと決めつけてはみたが、
そんなことじゃ解決されない。
昔は良かったと人は言うが、
そんなことじゃないとわかっている。
夏がすぐ来る。
そうすれば一瞬忘れるのかもしれない。
しかし、もっと激しく、
もっと巧みに今を生きる。
世界を片目でにらみ、
季節がいくつも変わっても繰り返しても変わらない自分がいる。
愛や自由が欲しいと思っていたのに、
手の届かないところにあると気づく。
でも生きている。
自分の時間の中で存在を見つける。
ただその力に病んでいる。
  御供  14/6/1

0 件のコメント: