2010/04/23

約束の声



すぐにできない約束だけを、
時の流れの中で増やしつづけている。
耳を澄まして約束の声を聞くこともしないでいる。
鏡の中の自分の顔はいつも自分をにらんでいる。
世界の果てまで逃げたくなるが、
たとえ行ったとしても心の中の約束が守れるわけじゃない。
何処へ行けばいいというのだ。
永遠のため息を気づかぬまま吐いている。
永遠の約束を果たすまで自分と戦う自分がいる。
季節が流れ終わりを望んだとしても、
口に出して約束を誓ってる。
自分の心は自分の心が一番よくわかる。
見知らぬ人の声を聞き、
たとえ約束を果たしても言い訳にしかならない。
自分はなさけない自分の姿を見るだけだ。
瞳に映るいつもの自分は誰かに向かって叫んでる。
愛する世界。
平和な世界の訪れを夢見ている。
永遠のため息をまたついている。
約束は自分の心との自問自答。
少しでも考えたことを実行しよう。
少しづつでもいい、はじめよう。
そうすれば自分の心はやすらぐのだろう。
永遠の約束を守ろう。
  御供 2000/12/17 14/6/2

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