経済や景気。
技術や効率にばかり気をとられている現代。
心の問題をどこかに置き忘れて来てしまった。
自分の生き方に問い。
心に恥じない誠実な人生を追求する。
そんなことに気をとられていては競争に生き残れない。
目に見える成果を上げて、
上手く立ち回れ。
無駄をはぶき儲ける。
社会はビジネスを中心。
鉄則。
子供のころから、やれ塾。
受験。
こんな教育に追い立てられ、
序列され。
管理され。
人生をまともに考える余裕もなく。
社会生活に時間を奪われている。
ふと気がついてみれば、
楽しむことも忘れていることに気づく。
自分の一生はいったいなんだったんだろう。
気がついたときには手遅れなのだ。
運よく競争に勝ち抜いてきた人間も、
負けた挫折した人間も、
適当に折り合いをつけて生きてきた人間も。
生きてきた社会を冷静に振り返って、
自分が人間としていかにつまらないか考える。
索漠とした人生にあきれる。
規制だらけの自由のない人生は暗く寂しい。
誰もがなんとかしないといけないと考えているのだが?
多くの人は自分のことを棚に上げて、
政治家や役人の責任にする。
他人の責任にしても問題は解決しないのに。
さまざまな分野の心ある人間、
ひとりひとりが現状を打破することを考える。
すると、共通して社会の仕組みにつまずく。
だが、社会というものは、
政治という入れ物だけを変えても中味が変わらなければ意味がない。
第一、人間にはいろいろなタイプがあり、
制度や機能の改革がされても。
誰もが納得するには何か大きなパワーが必要だ。
多くの人間の問題が飽和状態に達する。
そこでやっと大きな問題がきていることに気づくものなのだ。
御供 2003/7/25 12/3/21
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