2010/05/24

詩はいつでも


詩は人類の歴史とともにあった。
神に祈り、
祭りを祝い、
伝説を語る時ともにあった。
古来の人間は詩によっていろいろなことをなして来た。
喜びや、悲しみを表す時、
愛の思いを伝える時もそうだ。
詩はいつも力強い手段でありつづけた。
人間の歴史の中で培われた数知れぬ詩は、
私たちの極めて身近な文化である。
ドイツの現代詩人リルケは、
詩は感情ではなく経験なのだと言った。
一行の詩が生まれでるには、
おびただしい経験が必要なのだと。
詩は豊かな感情をたたえている。
それが詩の魅力のひとつである。
その感情を味わい楽しむことは、
詩を読むための大きな喜びである。
しかし、感情を持つことと、
それを表現することは違う。
表現は様式であって技術あって、
根気強い鍛錬によって初めて成熟するものである。
明晰な形式が豊かな感情を呼び起こし、
要素の要因になることは確かだ。
共存は芸術の深い秘密を物語っている。
言葉を選び、
韻を選ぶ。
言葉の響きと組み合わせを吟味しつつ、
入念に感情を入れて詩を創っていく。
これこそが詩に一番大切なことなのだろう。
   御供

2010/05/23

あなたからの香り



風に乗ってゆくには重過ぎて、
おだやかな夢のような甘美な香りに誘われる。
香りに酔った私は、
頭にしみとおる幾つもの記憶を追う。
この香りは、
あなたからの手紙の便箋にしみこんだもの。
時折吹いて来る風がきれぎれに歌声を運んで来るように、
私の鼻をかぐわしいものに変える。
新緑萌ゆる生け垣を越えて香りに誘われる。
あなたへの思いを引き寄せる。
あなたへの心の中に、
甘美な愛の調べを聞きわける。
私は目を閉じて、
つつましいあなたからの香りを吸い込む。
すると、その香りはひそかに私の心に、
あなたの影を投げかける。
やさしいあなたからの香りは、
土の匂いと混じり合い。
なま暖かい真昼の風に乗って、
もの静かな客人のように窓から入って来る。
私はよく考えてみた。
この香りがこんなに貴重に思われるのは、
私の中のあなたへの愛が大きく咲いているからだと。
その香りは魅力的に私をとらえ、
あふれるばかりの愛で私を包む。
予感させる歌のメロディのように。
そっと愛撫しながら私を感動させる。
比類なく清らかで繊細だ。
私はあなたからの香りに夢中になり、
何度も何度も手紙を読み返す。
その度、私は勇気が湧いてくるのを感じる。
甘い忘却と甘い現存が繰り返す中で、
あなたの香りが私を包み支配する。
  御供

2010/05/22

システムの揺らぎ



地球にはたくさんの自然の摂理がある。
雨が降って、
川に流れ、
海に注ぐ。
それがまた雲になって雨を降らせる。
今起こっている変調とは水循環のシステムのくるい。
降らない時は干バツ。
一度降ると豪雨がつづく。
一方の極端から一方の極端へ振幅が大きすぎる。
それが気象のいろいろな変化となって現れている。
たとえば台風が変なところで生まれてコースがずれる。
まったく違って季節がずれている。
水循環というシステムの揺らぎ。
少しずつだが確実に悪化している地球環境。
何十年、何百年といったコレからの地球史。
生命。
願わくば存続させたい人類史を考える。
地球を守る行動をとった方がいいことは確かだ。
けれど大都会で生活していると自然の悲鳴が聞こえる。
コンクリートの地面や壁に囲まれているからなかなか聞こえてこないが、
聞こえてくるんだ。
それに誰も気づこうとしない。
どういう形で来るということを早く方向転換すれば、
被害の数も規模も少なくてすむだろう。
わかることさ。
予想できることをわかる人は引かないで方向転換する努力して欲しい。
破壊が自然災害としてくるのか?
人間のために本当の災害として来るのか、
人為と自然との境界線があいまいだ。
地球上どこでもそうだが、
もともとそこにあった文化は自然と人間が共存して作られた。
長く見れば産業革命から200年あまり。
短く見れば20世紀から、
そう世界大戦から60年。
石油の力で強引に物事が進められて来た。
けれど経済優先の社会はどこまでつづくかわからない。
自然との共存を取り戻すべきさ。
戻すというよりスパイラルのように前に進む。
太古とは違う共存を探していく。
バランスがもの凄く大切だと感じる。
内と外、心と社会。
全体のシステムをいつも意識してみる。
中心と全体だけを見ているとなんか漠然としすぎる。
観念的ないやな評論家や理論家になってしまう。
立場があるかないかで人間はぜんぜん変わってしまう。
シンクグロウバリー、アウトロウカリー。
たしか60年代カウンター・カルチャーがかかげたテーマ。
これをもっと広く浸透させる時なのかもしれない。
地球的に考え、地域で行動する。
美しい地球をそのままキープして子供たちに残したい。
小さな変化や心の中の変化が、
多くの人間に訪れたらきっと地球は救われる。
  H.MITOMO

ポエム



そう燃えるんだ。
今日のやることを決めて、
明日という日に夢を。
人間は何かを見て変わっていく。
ある日、突然変わることだってあるんじゃないかな。
ニール・ヤングが言ってた。
「変わりつづけるからこそ、変わらずに生きていけるんだ」
今日、友達は息絶えた。
友達の分まで楽しくやろう。
世界を変えるなんて考えたことはないさ。
でも、自分から変わることぐらいは出来ると思うんだ。
大それたことなんて考えたことはないさ。
小さな変化が大きな変化になるんだよ。
きれいな水が流れている川を見た時そう思った。
あそこには水はない。
きれいな水は流れてない。
淀んだ水はすべて腐ってる。
腐らないためにも流れを止めないことさ。
この大自然の中で人間はポツンとアリのように生きているだけなんだ。
よくアイツは輝いているよって言うよね。
でも人間同士、スゴいとか思ったことないよ。
そりゃ、「熊がガオーッて吠えたらスゴいさ」
生きている人間はみな同じ人間。
あとは嬉しい挑戦の中に、
生きるか生きないかってことだと思うんだ。
明日かならず太陽は昇るように、
めくるめく季節の中で嬉しい挑戦。
すごくポジティブ・インパクト。
心の中をポジティブに表現すること。
片想いってスゴく楽しい。
本当の自分がそこにあるってわかるから。
愛するって、いつも考えるけどどういうことなんだろう。
愛ってなんなの?
ほんとうに相手の気持ちになって自分を考える。
自分を注ぎ込む。
でも人間自分がかわいくないヤツなんて誰もいないさ。
でも相手の気持ちになって考えることくらいはできるだろ。
本当に生きてるって、
自分の中でいかに今を泳ぎきるかってことじゃないかな。
まわりを見渡せばわかるだろ。
ボブ・ディランが言ってたよね。
「風に吹かれて時代は変わる」でも思うんだ。
「風を吹かせて時代を変えよう」
ふるさとのふるさとを持たない風と友達になろう。
優しい風を快く受け止めよう。
人間の悪ふざけ。
神様になれない人間なんて、
神様になれない人間だからこそ、楽しいと思わないか。
ちょっと、ちゃめっけをいかして楽しいもうよ。
人間の楽しみって数え上げたらいくつあるのかな。
でも、自分の気持ちの中で今が一番と思える時が、
もうこれ以上ないって思える時がいくつあるかないかじゃないかな。
幸福を味わったって幸福じゃないって、
思っているヤツはたくさんいるさ。
よく、自由って言葉を耳にするよね。
自分で歩いてる、自由じゃない。
自転車に乗ってる、自由じゃない。
バイクに乗ってる、自由じゃない。
電車に乗ってる、俺はぜんぜん自由じゃないと思う。
パトカーに乗ってる、ぜんぜん自由じゃないと思う。
そんなにたわいもないことだと思うよ。
許される限りの自由を持つってことでしょ。
理由なき自由を持つってことでしょ。
オーマイ ゴット。
マンマミヤーズ、チァーズ、カンパイ、チンチン、サルーテ、
ア へ ハー、サンキュウ ベリー マッチ。
すべての言葉に感謝して自由を持とう。
自分の中の自分を。
Mr.Mr.フリーダム。
すべて、すべてのことに愛を込めて。
今ここに自分がいることを愛すべきなんだ。
人間はひとりで生まれて、ひとりで死んでいくわけじゃない。
みんなで楽しくやろう。
ラブ、ピース、ハッピネス、
ウイ アー ハッピネス。
サンキユー ベリー マッチ。
アリガトウ。
   御供 00/00/00 11/12/7

人という空間



夜、ふらりと飲みに行く。
すると、思いも寄らない人と接する。
とてもいい気分になる。
課外授業でも受けて得したような、
知識のポケットができる。
私の飲みに行くその飲み屋は、
そういったことを演出してくれる。
人間にとって一番大切なこと。
太古からあるホスティングをしてくれる人がいる。
何故か、すがすがしい気分がいっぱい。
頭の回転の早い人がいていろいろな知識が身に付く。
この知識は授業では学べないもの。
とても充実した時間が生まれる。
その中にいる私がいる。
なんとなんと楽しい地球の中。
   御供

2010/05/21

いつまでも



小さい頃に夢にみたこと。
いつまでもあたためて夢は大きくなる。
決して忘れることなどないと思う。
なんになろうとしたかはあまり具体的ではない。
世の中の正と悪を見極めて、
自分のルールの上を歩いて行こうと決めていた。
その夢は日ごと大きく膨らんでいく。
そしていつになっても実現されないでいる。
いつまでも。
いつまでも。
きっとこの世を去る時に実現されるのか?
私は私で今まで歩いてきた人生を振りかえる時がある。
どんなに険しい道のりも苦しかったことはない。
いつも楽しんで笑いながら生きている。
心に浮かぶことを実行する。
丸い地球の上をまっすぐに自分の道を歩いている。
私の地図の上を地図など持たないまま歩いている。
まだ見ぬ未来に大いなる夢を抱いて生きている。
そこには実のりある人間との出会いがかならず待っている。
いつでもそうだった。
私は心を解き放ち子供のように心をオープンにする。
いろいろな国のいろいろな人間の中に飛び込んでいく。
すると、そこで目と目が会いいい仲間となる。
今までの私の人生は勉強の中にある。
これからが本番だ。
もっとさらなる大きな夢に向かって生きていく。
いつまでも。
  御供