2011/08/05

詩人の歌



まもなく私は旅から帰る。
まもなく私の心はずたずたに引き裂かれ、
ひとり孤独の中に身を置く。
私がこの世にいたという事実は消えてしまう。
発行人だけが彼の読者として生き続ける。
それから再び帰って来る。
私は飲んべえの食いしん坊でどうしようもないヤツだと言われる。
けれども私は影の国にとどまり、
世の姿を隠している。
そのことでこの世のこともなにもかも笑い飛ばすことができる。
詩人は歌う。
生きる歌を!
 御供 2001/5/11

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