2012/07/27

1つの言葉734




当たり前になっていることは嫌いなんだ。
日本中そんなことだらけだ。
当たり前になるとそれを利用するヤツがいる。
まともに戦っているヤツはいつも損をする。
損得じゃないけれど、
原発に関してもそうだ。
1988年の8月8日に「命の祭り」
あれはいったいなんだったんだろう。
  御供 2012/7/27

2012/07/26

生きていく



仕事をして働いて生きていく。
何らかの型で社会と関わって生きていく。
社会と共存するのは苦手だけど、
逃げるのはもっと嫌いだ。
必要不可欠だからだ。
甘えて生きてきた。
「お金は天下のまわりもの」などと考えていた。
社会との共存もさけている自分がいた。
自分の城を築こうと考えていた。
でも、仙人にはなれないとも考えていた。
仙人になれない人間。
仕事という行為を楽しむことも知った。
働くことが愛となっていくことも知った。
ネクスト・マウンティン。
人に喜んでもらうことも知った。
みんなで力を合わせていけば、
社会の中で楽しんで生きていける。
クリエイティブな心をもって生きる。
気ままに生きるばかりじゃ、
何もはじまらない。
不安がつのる。
おもいっきり創造して自分たちの城を築くんだ。
「歌いながらパンを得よ」
私は人生を愛し平和を愛す。
すべてのことに真剣に生きていく。
       御供 2000/8/6  12/7/26

2012/07/25

1つの言葉733




ある興奮状態に入っていくと、
自然に文字の中に感情移入されて、
最も納得のいくものが書けるんだ。
  御供 2012/7/5

気づく



私は気づいた、
パティ・スミスの存在に。
空気に気づいた。
太陽の力に気づいた。
私たちの生きる意味に気づいた。
私は海に気づいた。
私は山に気づいた。
迷宮の言葉の案内人。
詩は死なないと、
アートは聖なるゴロツキだ。
映画は力のない不安。
車の窓に景色が走る。
生きる道のマップは持たない。
創造する幸福が今日生まれている。
正当な権利などない。
すなわちなにもない。
長々と権力が歩いている。
その道の上は歩かない。
私は忘れる力を持ち、
自由の名を語る。
小さな暴力が大きくなってやっと気づく。
エエエ〜。
イイイ〜。
オオオ〜。
エエエ〜。
ほどほどがいいんだ。
そう、それがいい。
人間は誰でも交わりがある。
私には詩がある。
歌う声がある。
そう、気づいた。
今もそう気づいた。
まわりの人に悩まされて、
まわりの人に愛を。
灰の街が生まれないように。
力を合わせて、
この街を変えるときがやってきた。
善悪を知る知識の木があり、
世界はまわっている。
完全な円をかいてまわっている。
戦争反対。
単なる笑える人間。
生んだ人間もただの人間。
私の若い心を包んだ言葉。
反逆の心。
私が歩くべき道を、
標したのもあなた。
片足の姿で歩いた道を。
私は立ち上がり若い心を失ってはいない。
清らかな川の水のほとりを歩く。
せかせか歩いた。
水野ほとりを歩いた。
天使も私のものじゃない。
天使は誰の中にでもいて、
天使は誰のものでもない。
ただ、道の上に立っている。
毎日は永遠だ。
誰もが天使だ。
パティ・スミスを聴く。
何もかもが神聖だ。
モノクロームの美。
セピアの美。
鮮明な美。
何もかもが美しく見える。
平和を。
  御供 2012/7/25 

2012/07/23

1つの言葉732



エメラルド・グリーンは好きな色だ。
天使の吐息と魔物の毒を押し込めて、
秘かに沁みわたる妖しい沈黙の中にいるようだから。
  御供 2012/7/23

1つの言葉731



いつでも、新しい人生がはじまる。
これからに期待して一日一日、
しっかりと大地に立って歩いて行こう。
  御供 2012/7/21

1つの言葉730




ターコイス・ブルーは好きな色だ。
アメリカのネイティブ.インディアンのナバホのリザベーションに居た時に、
スージーというおばあちゃんから
「この色は水を意味して綺麗な水は生活そのもの」
と、教えてもらった。
だからではないが、
この色とスージーを愛しつづけている。
  御供 2012/7/23

2012/07/21

1つの言葉729




今の社会は政治家が国民におもねり、
マスコミにおもねり、
世界におもねっている。
だから、軽んじられ、
馬鹿にされ、
与し易いんだ。
  御供 2012/7/21

2012/07/19

うれしいこと



それは編集の私の仕事である。
やった雑誌がさっき送られてきた。
こんなときがいちばんうれしい。
やったことが型になったのを見ると充実感を感じる。
やっているときはがむしゃらである。
こうやって送られてきた雑誌に目を通す時よかったと思う。
雑誌の編集は短いパンで燃え尽きる。
書いている時は没頭している。
ページを読み返す。
すると、次の企画に入る。
早いサイクルでテーマに入る。
それが雑誌の編集だ。
編集をはじめて20年以上が経つ。
うれしいことは型になって残ること。
時代を見方に時代に影響を与えていることだ。
たくさんの出会いもある。
たくさんの人とのコミュニケーションがある。
話し合うことはフューチャー。
多くのポケットいっぱいなアイデアに出会う。
これがうれしい。
私の生きて来た財産。
いい人間と結ばれて未来をつくっていきたい。
うれしい、
うれしいこと。
  御供 2000/8/31  12/7/19

2002年だよ



21世紀へ突入して2年。
去年はNYでテロもあり悲惨な年だった。
「アメリカは火星に移り住む」と、言ったヤツもいる。
確かにテロで亡くなった家族に言ってやれることはない。
誰もがその事件から逃げることはできない。
2001年9月11日の大惨事。
こんなことは起きてはいけないことだが、
きっかけにいい方向に向かおう。
2002年だよ、
いい年にしたいね。
2002年も私の旅はつづく。
できることならば南米をせめたい。
ボリビア、ガテマラ、アルゼンチン、チリ、ペルー。
何故かアジアには呼ばれない。
日本の半体側の南米にひかれる。
ボリビアにはいい友人がいる。
4000KMのところに空港がある。
3700KMのところにラパスというキャピタル。
富士山の頂上と同じだなんて興味深い。
LAに拠点をおいて動くのもいい。
大きな時間を東京で過ごして来た私に環境を変えるのはいい。
今年あたりはそういった試みに入ろう。
きっかけをつかむことは大切だ。
大きな飛躍がある。
これからの時間を大切にする。
LAを拠点に動けばきっとはじまる。
2002年だよ。
  御供 2002/1/3 12/7/19

2012/07/17

12月のハワイ



「リバー・フェニックス」のストーリーを読みふける。
本に集中する。
MTVを観る。
買い物袋を開いて買い物談議。
ホノルル・マラソンを横目で見て、
リバーの本に入る。
彼のことを少し知ったよ。
少しだけね。
脚色された本からね。
なんで彼はドープしたの?
まわりのみんなは楽しんだのに。
わからない。
わかりようがない。
考えながら帰り支度。
10日間のハワイはたくさんのことがあった。
楽しんだ。
楽しむためにここに来る。
今までは仕事でも楽しんだ。
ここに居るだけで幸せな気分になる。
ハワイ、ハワイ、ハワイ。
御供 1998/12/25 12/7/17

NYから帰って



NYから帰ってまた東京での生活がはじまる。
噓のような暮らしがある。
携帯電話はなりっぱなしでいつもの一日。
なに不自由のない知り尽くした街。
NYではたった5日だけだったのに、
いろいろなことがあった。
時間は単位でしかないと気づく。
多種多様な人種の中で考える。
小さなマンハッタンには思いもよらない出来事が起こる。
空まで届くような摩天楼。
その中にちりばめられた快楽と苦痛。
人はどうしてこう一所に集まるのか。
どこでもそうだが、そうじゃない。
行き来して時間を過ごし、
あるときは笑い、
あるときは嘆き、
あるときは怒り、
あるときは悲しみ、
つながりを求めて繰り返し生きて行く。
どこでも人間は自分を守り主張する。
お金という仮想権力。
アートという創造物。
どこからどういう風に何の目的で大都会に人は群れるのか。
偉大な街NY。
大きくはあるが本モノと偽物の見分けすらわからない東京。
どこにでも人の愛があり、
人と人の交わりがある。
帰って来た今でもまた行こうと思うNY。
でも東京ボーイの私が居る。
私は何かを求めて歩いている。
  御供 2001/6/6 12/7/17

THIS IS MY BOOK



私にはふたつの好きなことがある。
詩を書くことと、
ステッカーを貼ることだ。
街角のカフェで次に誰が座るかわからないテーブルに、
スマイル・マークのステッカーを貼る。
その人がニンマリする顔を想像して楽しんでいるのだ。
この本はその延長上にあると言っていい。
   御供平気

2012/07/16

1つの言葉728




Yes  NO.
Yes  NO.
GO  up.
  御供 2012/6/13

1つの言葉727



人知れず悲しむことがある。
どうしてなのかと思う自分がいる。
切り替えて何かに向かおうとする自分を見る。
  御供 2012/7/16

1つの言葉726



愚かな人間は若者の中にも年寄りの中にもいる。
若い人間を未熟だとか何だかんだといって軽んずるのは、
それこそ愚かなことだ。
年寄りを一方的に役にたたないと決めつけるのも愚かなことだ。
  御供 2012/7/7

2012/07/07

移動して



2、3日の小さな旅。
動きつづけて人間と言うけれど、
少しでも違う街の空気を吸うと元気になる。
はじめての街ではじめての人間と会って話す。
パソコンでの会話とはまったく別だ。
嫌いなヤツなんて誰もいない。
でも、顔を合わせれば深く知り合わなくてもなんとなくわかる。
多くの人間と出会って来たのだから。
自分で勝手に判断する悪い癖は変えられない。
人間が好きではあるが、
小心ものなのか人見知りがはげしい。
旅の途上で自分から話しかけることもよくある。
カフェでバス停で、
信号待ちをしている時にも。
「いい服だね。どこで買ったの」
「格好いい車だね。エンジン音はいいね」
「ひと目惚れって信じますか」
ユーモアを込めてジョーダンを言う。
すると、気の合うヤツはかならず笑って受け止める。
そんな出会いがうれしい。
私の歩いて来た道ばたには楽しいヤツしかいなかった。
「人間はみな迷いながら歩いている。その旅の途上で出会い友となる」
人生にはきっかけという黄金の出会いがある。
そのきっかけは人生のフックである。
私はそのフックを大切にしたい。
小さな旅から帰って来ると、
身の回りのモノたちが笑ってお帰りと迎えてホッとする。
着こなした服をたたみ整理する至福の時間。
出会いを言葉にして詩に書きとめる。
なんとなんと楽しい地球の中。
明日もあてもない旅の夢の中にいるよ。
宇宙の出会いのような七夕の日。
   御供 2012/7/7

2012/07/03

追いかけて



幸福を追いかけている時が幸福だとは、
誰も気づかない。
追いかけている時はまだ成熟していない時だ。
追いかけるのをヤメないのは幸福がわからないからだ。
幸福という定義をどこにどうおくか。
失ったものを惜しんで嘆き、
追いかけている時はまだ追いつかない。
あくせくとしている時はまだ追いつかない。
追いかけている時は平和がなんであるか知らない。
愛がなんであるか知らない。
願うことをあきらめて欲望ももはやわかない時、
幸福は近づいて来る。
そういった時にはじめてものごともながれがわかる。
心に迫らなくても追いかけなくても、
魂がおちつく願いの中にいて追いかけなくてもすむ。
地上にはたくさんの道があり通じているだろう。
しかし、追いかけない。
目指すところまで来た時には追いかけなくていいことを知る。
歩いても、
車でも、
飛行機でも。
ふたりで行くことも、
3人で行くことも、
何人で行っても追いかけなくていいんだ。
最後の一歩は自分ひとりで歩かなければいけないけどね。
追いかけなくてもいい。
追いかけなくてもいいんだ。
   御供 2000/12/4  12/7/3

1つの言葉725




同じ世界を持った仲間たちといっしょに、
生き方、
ユーモア、
場所を共にしながら考える。
語り合う、
行動することが大切だ。
  御供

1つの言葉724




ふだん話すような言葉で書くということは、
いつの時代でも時代を見方にできるんだ。
  御供

1つの言葉723




散文と詩のどちらでも、
自分のやっていることの本質は同じことだと考える。
  御供 2000/7/18

生き方



いつも自分の生き方について考えている。
人間が人間らしく生きるってどういうことなんだろう。
この地球で自然と共存しながら生きる。
ましてや人間と人間が争うことは、
滅亡を意味することに違いない。
生きるということはただ空気を吸いながら生きるのではない。
確実に自分というものを自分自身があきらかにする必要がある。
社会で生きるという意味を考える。
他の人のために生きると理解しているのか。
そんな生き方をしている人が何人いるだろう。
そう、生きるということは人間らしく生きること。
  御供 2001/9/14  12/7/3

都会とは



くらやみが街をうめつくす。
夜がずっとつづくわけじゃない。
闇はやがて明るくなる。
ブルーの時間を感じることがある。
何かが起こる。
知らないで幸せは去って行く。
心は閉ざされて重く沈む。
おそろしい沈黙のうちに時は飛びゆく。
やがて、光が射す。
世間がどよめき、
喧噪が渦巻く。
かならず太陽は昇る。
心は深みから抜け出す。
軽く浮き上がる。
幸せが来る。
夜の暗さも、
おそろしさも消える。
青ざめた死人の色もこの光によって一切を失う。
何をすべきか知らずして、
都会は毎日救われている。
都会は毎日救われることを繰り返す。
この繰り返しは休まずにつづく。
だが、甘えないで欲しい。
思う気持ちを忘れないで欲しい。
明日を生きるためにすべてをたくすべきなんだ。
  御供 2000/7/22   12/7/3

2012/07/01

書くポジション



書き位置や書きやすいペン。
書き込みを打つのに使いやすいパソコンってあるよね。
毎日向かっている机に座って気づく。
愛らしいモノたちの置き位置や角度を変えてみる。
すると、驚くほど快適な空間になり、
思わずイメージが浮かぶ。
言葉がフロー・アップする。
一日何時間もつきあうパソコンも笑いかけてくる。
なんだ、そうだったんだと自己満悦。
窓に向いていた机の向きを中心に向ける。
いつもの見慣れた空間がゴロリ。
意欲が湧く。
心がやさしく開く。
時間がうれしさの中。
書くポジションを少し変えた。
目覚めるのは朝起きた時じゃない。
こうやって気づき、
納得した時が目覚めた時なんだ。
目の前のひとつひとつの小物たちに、
決まったよ「書くポジション」とささやく。
DO!
GENKI.
THIS IS GOOD.
   御供 2012/6/30  12/7/1

重箱の隅



みんなが心を開いてやさしくなればいい。
自分のことばかり考えないで、
相手の気持ちになって考えればいい。
こんな時代のセイにして、
「顔で笑って心で泣いて」
楽しい時間を共有したい。
少しはほんの少しは頑張れると思うんだ。
「隣りの芝生はよく見える」
そう、ここからここまでなんて線を引くことはないのさ。
エネルギーが権力をにぎる時代に、
人間の基本に帰ること。
ジェラシーがいちばん怖い原発。
運命を感じる。
死を感じる。
ゾウのように死に場所に向かって歩く。
人間はもしかしたら見失っている。
帰るべき道にはきれいな花が咲いていることを。
先人のゆっくりした時間の流れを、
誰もが追い越して歩く。
赤信号にも気づかない。
地球との戦いに点滅が灯っている。
壊れゆく青い美しい惑星地球を見ないふりをする。
わかっているはずなのに重箱の隅をつつく。
頭のいい官僚たちは自分を人間を第一に考える。
当たり前のように考える。
ちょっと角度を変えてみようよ。
みんなでよくなろうよ。
自然との共存、
ふたつの目だけでなくひとつやみつ目で見てみようよ。
社会一般的常識では見えないなにか。
原発反対で集まった人たちがいがみ合うのが見える。
重箱の隅に残ったあんこを指ですくってなめるのはいい。
隣りの人間にジェラシーを抱いたり、
悪口を言うのはよくないよ。
ポジティブ・インパクト。
もっとみんなで楽しい時間を共有しようよ。
出会おうよ。
真っ白な心で手を握ろう。
もうそろそろ気づかないふりをしていると、
オオカミ少年になっちゃうよ。
   御供 2012/6/30  12/7/1

こんなことって



昨夜は徹夜した。
怒るにも怒れないあきれたこと。
人間が人間に嘘をついて欺けるものなのだろうか。
私にはわからない真実が、
いろいろな状況下に起こる。
悩めること。
頭の中があれやこれやと考えすぎて混乱する。
どうしようもならない今がある。
この気持ちを誰に伝えたらいいのか、
どうしようもない自分がいる。
人間が人間を信頼することができない今、
とても悲しさの中にいる。
何にあたるでもなく。
冷静に判断できたらどんなに嬉しいことか。
想像はめぐり心の中が大きくみだれるのを感じる。
ただ早く帰って欲しい、
いつもの自分に。
時間が解決してくれるのはわかっているが、
その時が待ちどおしい。
心は激しく揺れ、
大きく沈む心は救われることができるのか。
信じることの大切さ。
母が私に言ったこと。
「信用をつけるのは10年かかるけど、壊すのは1日でできる」
信頼は人間関係にとってもっとも必要なもの。
一度嘘をついたら、
それをカバーするためにすべて嘘になってしまう。
ひとつの嘘が二人を引き裂き、
違う方向に歩かせることがある。
お互いに包み隠さず話す。
その中で本当の信頼をつくらなかったら、
神経をすり減らし心をなくしてしまう。
人生を棒に振ってしまう。
嘘をつかないで改める勇気を持って誤ることだ。
ごまかしていたっていつまでも解決はないのだから。
何でごまかして生きるんだい。
ごまかしや嘘は自分を格好悪くするだけだよ。
もっと堂々として生きなけりゃ。
未来は明るいと語り合ったはずじゃないか。
自由という精神は嘘偽りの無い心の中を出した時に、
はじめて手に入れることができるものさ。
自分を飾って良く見せようとしたって仕方ない。
「嘘」が一番自由を奪うのだから。
人生はふくらみのあるものにしたい。
いくら創造したってクリェイティブにはならないよ。
嘘で固めたものが本物になるはずはないのだから。
自分を素直に行動をとろう。
自由というエンジェルに引かれて、
信頼し合って生きようよ。
神様じゃない人間。
  御供 2000/10/25  12/7/1

コマトス



外の世界から閉ざされまわりの壁はない。
誰かが電話をかけてきたけれど。
今夜は話したくない。
ほっといて欲しい。
ほっといて。
私は大丈夫、大丈夫だから。
眠りの中に包まれてすべてを忘れ去る。
睡魔よ、訪れてくれ。
いつものように。
プライドと侮辱を持ってこの痛みを無視する。
転んだらまた起き上がらなければならない。
そう自分に課そうと思ったけれど、
今夜はできない。
私は大丈夫、大丈夫だから。
夢の心地良さ。
私はキミに自分を委ねる。
願い通りに夢を見て、
私は気分がブルーの時に眠るんだ。
甘い眠りの神の魔法で、また眠りにつく。
人生はそんなことの繰り返し。
  御供  2003/5/2  12/7/1

コラボレーション



ハーバード大学で当時教授だったティムシー・リアリーは、
学生たちにLSDを放り込み「知覚のドア」を開けようとした。
私の好きな「トイレット」のTシャツには着るというより、
お洒落に対する哲学がある。
メッセージを手中にするコンセプトで作られている。
「ビート・パンクス」とコラボレーションすることによって、
より強いメッセージを伝えられると考えている。
私もティムシー・リアリー同様、
ハワイのノース・シュアで大きな波に乗るサーファーを見て驚いた。
あんな波に乗れるなんてきっと宇宙人だ。
その時つくづく考えたものだ。
よくサーファーだった人が「もうサーファーはヤメた」
という会話を耳にする。
私にはわからない。
サーファーをヤメるってどういうことなんだろう。
波が立ったら、
乗ったって乗らなくたってサーファーだ。
私は1976年頃からサーファーだ。
サーファーというより「丘サーファー」と言った方が言いだろう。
湘南に住む私の友人たちは、
いい波が立つと東京に出かけて行かない。
台風が近づくとワクワクするという。
シティ・ボーイの私は流行という波に乗ろうと、
いつも待ちわびている。
心あるごとにサーファーなのだ。
波に乗らない丘サーファー。
波には乗らないが女には乗る。
都市と人間のコラボ。
いつもどこでもコラボレーションは続いている。
心を込めて共存していくこのコラボレーションこそ、
地球を美しいままキープする。
人間の未来を豊かなものにしてくれる。
自然との共存。
すべてのものが手を結ぶことにより、
大きな豊かなやさしさが生まれる。
 御供  2005/2/17  12/7/1

仕事とは



仕事とはどんな仕事もプライドを持って行わなければならない。
時代が味方して新しくできる仕事もたくさんある。
たとえば仕事のはじまりはほんの思いつきの時もあれば、
歴史上古くからある仕事もある。
私たちはそういった仕事の中から、
自分に合った仕事を自然に選ぶ。
生涯をかけてひとつの目的へとたどり着く。
幸せな人間は一生かけてする仕事があることだ。
中途半端にやったり、
お金のために生活のためにやっている仕事は、
いつか飽きてしまうに違いない。
一生かけて、
それに打ち込む仕事を探し出そう。
御供  2003/5/2  12/7/1

休みの日



大都会の休日はとてもさみしい。
いつもの雑音が聞こえない。
ひっそりとした街を通ると、
人間の触れ合いのない孤立感の中にいる自分。
大都会の休日に話す相手のいないことはとてもさみしいこと。
テレビもラジオを聞いても一方通行の私がいるだけ。
何をするでもなく、
本を読んでこうやって字を書いている私がいる。
大都会の休日に親しい友との会話が必要なのはわかる。
人と人が近くにいる存在を意識している時は、
とても楽。
友が遠くにいると感じるととてもさみしくなる。
心沈む自分の気持ちを晴らすために友に電話しても、
留守電になっている。
すると一層さみしさが増す。
一言でもいい声が聞きたかったのに、
今夜は早く寝よう。
明日は違う日がやって来て、
違う気持ちにさせてくれるだろう。
ぐっすり眠って疲れをとってパワーをつけるんだ。
そうしたら、休日が充実した日になる。
休みの日は休息の日。
体と心をゆっくり休めてリフレッシュをはかる。
忙しい毎日にうるおいを与える日。
大都会のリズムにしたがって、
ゆっくりと何も考えないで横になろう。
夜が過ぎれば、
この気持ちは吹っ飛んでしまうだろう。
友との会話に期待してゆっくりと休むとしよう。
休みの日はゆったりと。
  御供  2000/10/5  12/7/1

体を休めて



眠れない夜がある。
疲れているのに眠れない。
人間の体は上手くできていて、
必ず極限に達すると眠りにつくものだ。
ひとりもがく夜がある。
地球のサイクルに乗り遅れた自分が立ちすくむ。
なんの術もなく焦りのようなものを感じて時間を持て余す。
愛を生き、平和を夢見て、
この地球上で健康に暮らす。
そのための休息。
季節の変わり目にやって来る空気の隙間のようなこの亀裂。
ゆっくりと体を休めて新たなる明日へ動き出そう。
ゆるやかに起き上がり、
同時に上へ上へと立ち上り、
束の間のつり合い。
けれど次の一瞬にはしなやかにゆがむ。
やがて静かにくねりながら滑って行く。
体は自分から離れたように疲れ果て、
気力のみが常に私をささえる。
しんと無言で眠りにつくまで待とう。
かつて体は強くあったが歳とともに衰えているのがわかる。
時の揺りかごの中で体を休めておこう。
  御供 2000/11/10  21/7/1

何になる



地球を救うメッセンジャーになる。
今はマンハッタンを徘徊するバイスクル・メッセンジャーだけど、
本当はアーティストなのさ。
もし、バイスクル・メッセンジャーの仕事がなくなったら、
本当のメッセンジャーになる。
地球を救うためのメッセンジャーは、
いろいろなジャンルのいろいろな階級にいる。
アーティストもひとつのメッセンジャーだ。
エディターもメッセンジャー。
すべての人が地球を救うことを考え出したら、
ネガティブになる必要はない。
木とスピーカーを描いているアーティスト。
セーブ・ツリー、声高らかに!
地球を救うメッセンジャーをしているんだ。
そこで煙突はどうだろう。
いろいろな有害をもたらす煙突。
これをテーマに描いてみたら、
社会へのメッセージになるのではないか。
ブルックリン・ウイリアムズバーグに空にそびえ立つ煙突。
そうさ煙突をテーマに描いてみたらどうだろう。
東京都心のホテルの下にある部屋で考えている。
窓はカーテン越しに朝焼けが奇麗に見え出した。
もう朝は4時をまわったはずだ。
オレンジに光るひかりがブルーの空にうっすらと、
太陽がもう少しで昇る。
よごれなき風景が浮かび上がる。
日常の生活からはなれ、
高層ビルから見下ろす東京の街はとても美しい。
静けさの中、何もなかったような顔をしている街。
この屋根の下にいろいろな人生ドラマがひっかかっている。
共に人間がひしめき、
必至に生きているんだなと考える。
このブルーの時間が好きだ。
美しい空を見ていると降り出しに戻ったような、
すがすがしい気持ちになる。
何もかも忘れ、
またイチからやろう。
なんて気分にさせてくれる。
心ゆくまで走らせて大都会という人間の森で生きる。
こんな奇麗な朝を迎えることがとても嬉しく思う。
美しい地球というものをもっとみんなで守らなくちゃ。
メッセンジャーになることさ。
言葉の花びら。
言葉の弾丸を平和のために発言したい。
  御供 2004/12/25  12/7/1

取材



雑誌の編集の仕事をしていると、
いろいろな人に会うことが良くある。
人に会うということは多くのエネルギーを有する。
世の中に流行している世相をキャッチする時、
街に出て元気な人たちに会うことが不可欠だ。
50CCのバイク「アプリイア」で街を徘徊している。
私はそのため街に隅々まで見て歩くことができる。
どこででも気になるところで止まる。
車やタクシーだとそうはいかない。
車は渋滞にはまり、駐車することもできない。
街を見るということがいかに編集に必要なことか、
私はわかっている。
取材にとって大切なことは人に会うこと。
たくさんの職業のいろいろな階層の他の国の人と会う時、
いろいろな考えがあるのだと気づく。
いろいろな企画がポケットいっぱいになる。
これが私の財産と言ったら財産だ。
だって他には何も残ってはいないのだから。
私は人が好きだ、嫌いなヤツなんて誰もあない。
しかしその場に立った時、
いつも気持ちがいいとは限らない。
以前はそんなことはなかったのに、
何か違う空気の流れを感じる。
心のどこかに隙間が空いてしまったような、
確かに時代は変わったのだと実感する。
がむしゃらだった頃の私は消え、
大人のクールな私がここにいる。
子供の心を忘れないで大人になった吟遊詩人のように。
私は風のように流れてたくさんのところへ、
たくさんの人に会いに行きたい。
もちろんすべてが気にいるというわけじゃない。
私は永年の習性で持ってそれを判断する。
居心地のいいところは少ないけれどいつもそこを探す。
そこが私にとって幸せなところだから。
気の会う仲間がいるところ、
そこが私にとって一番落ち着くところ。
取材はよくも悪くもそれを私に知らせてくれる。
この取材という行為は、
いつもエネルギッシュでいることを心がけなければできない。
私は人生の中でこの取材ということを一生続けて行こう。
知らない国へ行って知らない人と会う。
自分を成長させ、
楽しいことを探しに行く。
私はこういう人間なのである。
  御供  2001/10/17  12/7/1