2011/04/17

二人の土佐清水



東京の広尾で出会ったふたり。
ふたりは龍馬の気質を持っていた。
しかし、ふたりとも龍馬のようには足は長くはなかった。
ひとりはバット・エンジェル西といい。
日本最古のスケーター。
ひとりはタイトニング・窪と言い人気絶頂のヘア・メイク・アーティスト。
ふたりは謎の401で出会い。
2日間に渡って宗教や政治について語り合った。
エンジェル西といい。
バット・エンジェル西は歌い続けていたらしい。
龍馬の気質は彼を洋行へと誘い。
アメリカのサンディエゴへと居を移した。
天性のアドベンチャーで旅人の彼は、
スケート・ボードを刀にしてアメリカへ。
そして、腰にはカメラをぶら下げていたという。
一方、ライトニング窪は音無しのかまえのできる、
根っからのアーティスト気質。
自然を愛し、
海を愛し、
パフォーマンスのできるヤツ。
土佐の高知の「イゴッソウ」は、
すくすくと育ち、互いに土佐の清水を後にした。
バット・エンジェル西は海を捨てきれず、
湘南サイドをねぐらにサーフィンと公園をベースにスケート・ボードという得意わざを取得した。
海軍を体験した彼は、
自衛術を心得ており上半身は光輝くばかりのがっしりした体。
従っていつも広尾の401でも、
パンツ一枚の姿で歩き回っているのにはびっくりする。
一方、ライトニング窪はとにかく、
いつも何かをつくっている。
このふたりが仲良くなったのである。
御供

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