2010/09/05

心の字パート2


私は私で私の字を書いた。
沸き上がる言葉をただ自分の持つペンにまかせて書く。
私の言葉はまとまりのない、
言葉の羅列かもしれないが真実な嘘のない正直なことは確かなこと。
山に向かい。
海に向かい発せられる。
心の声のこだまとなって聞こえることだろう。
それは大きな声となって言葉のようでもあり。
空気の中に入り込んでいってしまう、
声のようでもある。
ひとり言の言葉遊びだろうとかまやしない。
自分の中に入り込んでいって消えていってしまうものなら、
なおさらのこと。
私の詩はそんな一人遊びの道具でもあるのだから。
この惑星に住む南から北へ、
すべてに語りつがれる人々の言葉の魂である。
めげない元気いっぱいの、
ちゃっめっけある言葉の配分がされてある。
ひとりのボヘミアン的な思考を漂わせ。
奇麗な青い惑星地球というものを存続させるための言葉でもある。
中味のいっぱいつまったそんな人々の安易なものがあるのだったら、
見たいものである。
無駄をはぶいたら無くなってしまう。
そんな字すべてで書かれている。
そういわれても仕方ない。
だがこの無駄の中に秘そんだ無駄こそが、
少なからず動きだすことに気づいて欲しい。
心の中をえぐるように書き出される言葉から、
言葉へ大きな勢いと山のような息もできないぐらいの言葉の意味に出くわすさま。
山のようにたくさんの字は使わない。
少ない単純明快な大きな字でやさしく覚えさせる言葉でありたいわけだ。
今日来た友に自分の内側をうちあけたくて大声で怒鳴っている声と思ってもらえば解りやすい。
ひとりの人間として生まれて、
自由気ままに生き抜いた楽天家で無防備なひとり言。
やたらときりのいい生き方をしたひとりの詩人の詩。
この地球の中の東京を拠点として、
動き回った旅人のひとり言。
のほほんと聞いてもらううたたねの子守唄。
実直に書いた馬鹿正直な詩。
誰にでもなく、
そこここを行き来する人間に問いかける笑いのやから。
楽しむ祭りを第一においた学生気分の抜け切れない言葉。
ただ単にここにある字の羅列と考える。
そんな立派な言葉でもなく。
上手いわけでもない。
だから、通り過ぎて行って欲しいのだ、
斜にかまえたひとりの馬鹿ごとだと。
御供 1998/11/25

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