芸術というものは、
心底そのものに没頭しなくてはできないものだ。
寝ても覚めても描いて、描いて、描きまくらなければ、
ひとつの社会に対するメッセージはなりたたない。
であるから芸術家は、
一種の狂人のようなもの。
人生そのものが芸術でなくては、
歴史になることはできない。
その人の生き方、
意見、
社会の無知に対するしっかりした意見がなくてはならない。
アートとはそのことに多くの時間を費やし、
無我夢中で描く時、その作品に命がやどる。
世界中の人々に感動を与えることができるものでなくてはならない。
学校のおしきせの勉強やただ仕事の手段であってはならない。
生活は苦しくても、
そのものに夢中になるほど好きでなくてはならないのだ。
芸術とは時代が欲しているものを、
より具体的に文字や絵画や記号によってわかりやすく示す。
その芸術家の人生そのものである。
芸術に対してあれこれ言うのは、
嘘の芸術家のすることだ。
良い大学を出てなる芸術家は、
器用で時代に上手く便乗しているえせ芸術家にすぎない。
ひとつの言いたいことをつきつめて、
社会悪に向かうこと。
それこそが私は芸術家の芸術家たるところだと解釈している。
だから芸術は頭でつくるものではなく、
心でつくるものなんだと思う。
御供 2002/3/17

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