2011/05/26

Gone again



死というものは個人の旅の延長であり継続である。
この哲学は美しく感動的なバラードだ。
人生の夢は死と背中合わせである。
死と格闘できるほど強い結合などない。
いつも死が勝利するのだから。
どんな力んだって人間は生まれた時から、
死に向かって歩きはじめている。
誰だって死にたくはない。
でも生きながらに死んでいる者がなんと多いことか。
ただ空気を吸っているだけじゃ、
生きているっていえるのかな。
死んだように生まれて来る日々よ、さようなら。
精一杯生きて愛し合った時、
人間は生きていると感じられるに違いない。
旅をして知らない土地に行ってみる。
見知らぬ土地の執着点。
ひとつの地点からその次の地点に通じる道。
さらにその先に延びて行く。
人はどこまでも歩みを止めない。
Gone again!
どんな小さな旅でも旅は心の中に一筋の道を開く。
この思いにおいて旅の道は一筋である、
夜の真っ暗闇を進む道もあれば、
太陽の光の中を進むこともある。
人はどこかで人生の声を聞く。
Gone again !
死は誰にでも訪れる。
それを感じて再び人生はまた新たにはじまる。
Gone again!
人は繰り返しつまずいて行きていくものなんだ。
 御供 2000/10/21

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