2012/04/12

クイーンズにて



倉庫だった大きな建物がメッセンジャーに解放された。
四次元の扉を開けてやって来たエイリアンたちの集い。
ときめく胸の中にひびく音。
どこからともなく集まって来て、
大きなスペースをうめ尽くす。
何のためにここにいる私。
なごやかな連中が集まって音の中に身をゆだねる。
ここはメッセンジャーのためのパブリック・スペース。
「心ゆくまで走らせて、エネルギーを入れるのは角度を変えた旅の途上」
そんな声を耳にする。
きさくヤツらが自由型で楽しむところ。
ひとりは踊り、
ひとりはスモークし、
ひとりは音を出す。
フリー・スタイルで勝手に楽しみの時間の中にいる。
激しく刻まれるリズム。
音の中をスイスイと会話するヤツもいる。
目的はひとつ、
至福の中に自分をおくことへのうれしい挑戦。
心がはしゃぎ音が支配する。
男女の区別も老若の区別もなく。
もちろん色の区別なんてものは存在しない。
「ルールの中にルールのない自由を」
そんなものを感じるクイーンズでした。
  御供 2001/7/7  12/4/12

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