1969年のサンフランシスコ、
サイケデリック・ミュージックのまっただ中。
ブルース的な彼女の歌声は人々の心の中までしみ込んでいった。
1967年、モントレー・ポップ・フェスティバル。
ジャニスのブルースは響きわたり心をとらえた。
人間の心の声のように人々の心の中に入った。
「神様お願い。みんなはポルシェだから、私はベンツが欲しい」
かわいいあまのじゃく。
「少しだけ努力して」
と歌う。
彼女の歌詞は少し感動。
自由の風吹く港町サンフランシスコ。
ジャニスの歌は楽しさを運んでいたに違いない。
サンフランシスコなら束縛されないからと言って、
1963年からここに住んだジャニス。
人気の秘密は誰にもわからない。
ただ聞いた人は彼女のブルースに心うたれ、
心を動かされる。
自由の風の中にいるとわかるだけだった。
ステージの上の彼女はまるで水を得た魚のように泳ぎ、
ブルースを口ずさんだ。
そして深い感動を人々に与えた。
天才シンガー、
ジャニスの魅力。
「みんな時々淋しい時がある。私も淋しくて泣きわめく」
でもずっと探している。
自分の望みをまだ知らないだけ。
時は流れつづける。
孤独な一日を何とか通り過ぎる。
25になったけどどうにもならない。
子供の頃といっしょ。
これからでも遅くない。
死ぬまで燃え続けよう。
御供 1996/10/22
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