2011/01/17

旅の途上では


旅のひとりは無言である。
土地土地の人に出会うと、
こちらから声をかけてしまうほど無言である。
そしてこうして旅をしていると、
私は私のことをどう思っているのか問いかける。
無言の中心にいるのに言葉は邪魔なんだ。
無言がつづくと頭の中は明晰になり、
自分は世界の諸問題について問いかける。
どうしたら平和はおとずれるのだろうか。
平和なんてどこにもないのさ。
天国はない。
ただ青い空と、
青い海があるだけ。
国境もない。
旅の途上でいつも考えることは、
どこにいても同じように星が見え、
空気を吸っているということ。
人間の生活に違いはあっても、
幸せや笑いはとてもいいもの。
心を開いて飛び込んでいこう。
土地の人々と語り合い。
いくつもの未解決な問題をつんでいこう。
心を開いて楽しくやろう。
そうすれば素晴らしい精神が築かれるであろう。
御供 2001/12/22

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