2011/01/05

ブランクーシ


凄いとばかりブランクーシのことを口に出していた。
ダダイズムの中心的人物マルセル・デュシャンが芸術とは、
という問いにブランクーシのことをたとえに出した。
ルーマニア生まれのコンスタンティン・ブランクーシはパリに出て、
ロダンに賞賛される彫刻家になった。
キュビズムの下地となったアフリカ黒人彫刻。
故国ルーマニアの建築様式に残るシンボル装飾に強く惹かれた。
次第に抽象に入って行く彼はこう言った。
アーティストはすべて自分の手で成し遂げなくてはならない。
彫刻家の労役とはのろのろと時間がかかり、
かつ、孤独そのものだ。
御供 2000/7/18

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