夜の出発

南の島まで行くという旅の話しをしていたい。
まだ見ぬ知らない街に入って行くワクワクを創造して。
友と夜遅くまで語り合いたい。
世界を旅している話しをしていたい。
世界のいろいろな国に行くことをね。
地球が終わらないうちに旅したい。
友と社会の違いについて語るとき、
いろいろと考えさせられる。
ボーダーを越えると考え方も変わってくるよね。
何でこんなに違うんだろう。
ここでは良しとされていることが、
あの国ではダメだなんてわけがわからない。
雑草が巨大化して、
カラスが街に住み出した。
普通でないことがそこいらで起こっている。
進化というのか抵抗力というものはかわからないが、
立派な生命力を私たちも持ちはじめるべきだ。
いろいろな国を旅して体験するとわかることがある。
そして、出会いがある。
友とこれらのことを夜遅くなで真剣に語り合う。
夜だというのにもう気分は旅に出発したようだ。
ないものねだりのこの世の中で、
まだ未体験なことを語り合う。
なんて素敵なこの時間。
旅をしてボーダーを超えて、
多くの語り合える友をつくりたい。
御供　１９９８／