孤独に流れる風の中を歩いている。
いつもそんな気分。
街の角の裏道に引き寄せられて入って行く。
その流れの中に流れ込む私がいる。
私の胸の内。
魂のやわらかい包容を求める。
私の目はガラス玉のように何も見ていない。
寂しい感情が私の内面を揺り起こす。
内面へと向かわせる暗号を解読するように歩いている。
眠気は遠く逃げて行って目覚める。
孤独のままの風が吹いている中を歩いている。
内面へ内面へと吹く風に流されて内面に入る。
私は何を考えている。
本当にここにいるのは私なのか?
魂は感情を隠して私の王国へと連れて行く。
空虚な空間。
白と黒のモノクローム。
怒りに満ちている私がじっと私を見ている。
すると怒りは消えて光の交差する中に風が混ざり合う。
感情のかくれんぼの不思議なワープゾーンに立っている。
そこはやすらぎの場所であり、
気持ちいい風が吹き抜けている。
私の神経が癒されていた頃にワープしている。
記憶の波はそれでも流れてはいるが、
大河とへと流れておだやかな流れで不安を感じさせない。
その風景はいつも私の内面にあるもの。
そこは私の内面。
内面へとたどりついた。
御供 2000/9/9
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