2010/10/05

私の知っていること


私に詩が書けないことを知っている。
でもこれは私のつまらない考えのひとつ。
ペンを持ち、ノートに向かう。
少しづつでも書き始める。
書けないとは思わないことにしている。
知っていることなんてあまりないし、
あったとしてもあたらないことの方が多いのかもしれない。
書き続けることが自然にできたら詩人になれると信じてる。
いつものこと、常に身の周りにあることを書いている。
それでも退屈なんてしないし、
書きたいことはたくさんある。
もっと書きたくなる気にさせられる。
誰だって愛しき人生は少ないさ。
しかし、身近なことを当たり前に書くこと。
知っていることしか書けないし、
それが詩だとはいわないけれど。
詩をかけるとは思わないが、とにかく書いている。
書くことは続けたいのさ。
つまらない一行でも自分の目や耳で体験したことを書きたいだけなんだ。
孤独を忘れようとして書いている時もある。
何かに突き動かされて書いている時もある。
詩には関係ないけれど、
私が私であることを詩として書いている。
名もなく無口な詩人のように。

都会の片隅でじっと見つめている。
自分の意見が都市生活者に向かって発せられたらうれしい。
だが、それが自分の使命だなんて考えてない。
ただ私のために私のことの一部として自然に書いているだけさ。
御供

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