2010/12/25

サブ


何十年か前に神戸で作られていた、
偉大なリトル・マガジン[サブ]という雑誌があった。
第5号の特集のテーマはアンファンテリブル{恐るべき子供たち]
とされている。
ジャン・コクトーが書き、
三島由紀夫、アンディ・ウォーフォールやココ・シャネルが題材。
フランソワーズ・サガンや詩人の谷川俊太郎。
小森和子がジェームス・ディーンについて書き。
ローリング・ストーンズやビートルズのSTYLEについて、
ごく当たり前のことのように語ってる。
大きな時間を経た2000年にも内容において、
古さを感じさせない。
それどころか斬新そのものだ。
アメリカで起こった60年代のカウンター・カルチャーに基ずき、
『サブ=SUB』は偉大なジャーナリズムの目で作られていた。
表紙を浅井慎平が撮り、
参加していた者は今やみな先生や名声の中にいる。
この偉大なるリトル・マガジンに関わった人たちは、
相互に影響しあい。
相乗効果にあったことがうかがえる。
2000年になっても色あせない『サブ=SUB』という雑誌。
今も私のバイブルだ。
この雑誌を読み返すと原点に帰れる。
それほど私の中に入り込んでいる。
アメリカ文化の転換期に生まれたビート・ジェネーションの考え方。
その考え方が現在の東京に飛び火していることも確かだ。
I am a tripper.
I live in a magazine.
Open the page and take a look.
 御供 2000/8/28

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